ドライバー保険とは、記名被保険者(※1)が他者の車を借りて運転するときに補償ができる保険です。
通常の自動車保険では記名被保険者の所有する車両に契約が紐づけられていますが、ドライバー保険は人を紐付けする保険です。損保ジャパンや、東京海上日動火災保険など大手損保も積極的に販売しています。
では、ドライバー保険に加入するとどのようなメリットが得られるのでしょうか。
この記事ではドライバー保険にスポットを当てて、補償の特徴や加入のメリット、1日自動車保険との違いについてなどを中心に詳しく解説します。
(※1)記名被保険者
記名被保険者とは自動車保険において補償の対象となる方を指します。自動車保険で契約する車両を主に運転する方です。
この記事でわかること
- 補償内容は対人賠償責任保険、対物賠償責任保険、搭乗者傷害特約が基本
- 車両保険は付帯できない
- 保険期間は原則1年だが、1ヶ月単位で契約できる保険会社もある
- 契約者の年齢によって保険料が変わる
- 保険期間が1日単位で選べる
- 車両保険を付帯できる
ドライバー保険は他人の車を運転する機会が多い人ほど有効
自動車は購入しようと思うと高額の費用がかかり、所有するためには車庫(保管場所)を確保する必要があります。
「たまにしか乗らない」という方にとっては、新車・中古車問わずに自動車の購入は重い家計負担です。そこで、友人や知人、親族が所有する車両を借りて、時々ドライブを楽しんでいる方も多いでしょう。
他人の所有する車両を借りて運転する場合、一般的に販売されている自動車保険の補償対象にならないケースがあります。
他人の車を借りて、運転をする方は自動車保険の契約を適宜見直したり、「ドライバー保険」に加入したりすることがおすすめです。
では、ドライバー保険とは一体どのような保険商品なのでしょうか。
ドライバー保険とは
ドライバー保険は、運転する記名被保険者が、他人から借りた車両を運転中に起きた事故をカバーしてくれる保険です。
ドライバー保険には以下に挙げる加入条件があります。
マイカーを所有していない人
ドライバー保険は他者の所有する車両を運転する人向けの保険商品であり、マイカーを所有していない人が対象です。
マイカーを所有している方は自動車保険契約の見直しでカバーできます。
自動車保険と年齢条件が異なっている
年齢条件の設定も必要!
一般的な自動車保険に年齢条件は、以下のように設定されています。
- 【一般的な自動車保険の年齢条件】
- 全年齢補償(運転者の年齢が18歳以上を補償)
- 21歳以上補償(運転者の年齢が21歳以上を補償、18~21歳未満は対象外)
- 26歳以上補償(運転者の年齢が26歳以上を補償、18~26歳未満は対象外)
- 35歳以上補償(運転者の年齢が35歳以上を補償、18~35歳未満は対象外)
自動車保険において運転者の年齢条件を設定しておくと、統計上事故率が下がっていることから保険料が安くなります。10代~20代は事故率が高く、保険料は高くなります。
ドライバー保険では、以下のような年齢条件が設定されています。
- 【一般的なドライバー保険の年齢条件】
- 21歳未満補償(運転者の年齢が18~21歳未満が補償対象)
- 21歳以上補償(運転者の年齢が21歳以上から補償対象)
つまり、ドライバー保険では一般的な自動車保険よりも、年齢条件の種類が少なくなっています。
35歳補償といった中年期以降の方の自動車保険料が安くなるプランがないため、注意ください。
【年齢条件】について詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にして下さい。
自動車保険はどうして年齢で保険料が変わるの?|年齢条件のしくみとは
ドライバー保険の補償対象
ドライバー保険は他車が所有する車両を運転する際に補償を行ってくれる保険ですが、補償対象については知っておくことが重要です。
事故後に「補償対象外」となるトラブルを避けるためにも、以下をご一読ください。
車の所有者によって補償範囲が異なる
ドライバー保険は車の所有者によっては補償対象外となるおそれがあります。
以下の方の車両を借りた場合は、ドライバー保険の補償対象外となるためご注意ください。
- 【ドライバー保険の補償対象外】
- 記名被保険者本人、配偶者、同居家族が所有している車両
- 本人が役員を務める法人が所有している社有車
- 業務中の社有車による事故
同居家族の車をよく借りている場合、ドライバー保険で補償を行うことを検討するかもしれませんが、補償対象外です。
家族が加入している自動車保険の加入内容(運転者限定を外す、年齢条件を整えるなど)を見直すことで、補償を行ってください。
では、よくある「配偶者」と「同居家族」の定義とはどのような事かを解説します。
配偶者に内縁関係、同性パートナーは含まれる?
多くの損害保険会社はドライバー保険において、配偶者の定義に「内縁関係」と「同性のパートナー」を配偶者に含んでいます。
つまり、補償対象外です。詳しい定義は以下です。
内縁とは
内縁とは婚姻届は提出していないものの、婚姻状態にあるような関係のパートナーを指します。
夫婦と同じように生活していれば、内縁関係です。
同性のパートナーとは
保険会社では同性のパートナーも配偶者として定義しています。
戸籍上の性別が同じで、婚姻関係と変わらない生活を営んでいる方は配偶者とみなします。
同居の家族は二世帯住宅も含む?
ドライバー保険では同居の家族の所有する車両は補償対象外とされますが、「二世帯住宅」の場合はどうなるのでしょうか。
同居の定義は以下のとおりです。
同居とは
二世帯住宅などの建物設計の場合、玄関や居住空間が別で、廊下などを使っても世帯間で移動できないケースがあります。敷地内は同じでも、建物は別の状態です。
移動しあえない二世帯住宅は、ドライバー保険の定義上は同居とみなしません。
敷地内で建物が別の場合は、ドライバー保険の対象です。
このようにドライバー保険の補償は、適切に知っておかなければ、補償の対象にならないおそれがあります。さらに、別の家族が契約する自動車保険を見直すタイミングも逃してしまう可能性があります。
年齢条件など自動車保険を適切に見直していないと、補償が全くできなくなるケースもあるためです。
同居の家族の車両を借りる人はとても多いため、補償をどの保険から受けるのか、今一度確認してみましょう。
【家族の車両を借りる】について詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にして下さい。
レジャーで親や知人の車を運転する時に保険はどうしたら良いの
ドライバー保険の3つの特徴
ドライバー保険は、知人や友人の車を借りた時の事故に備えるお得な保険ですが、細やかな特徴はどのようなものでしょうか。
この章では3つの特徴について詳しく解説します。
保険期間は原則1年
一般的な自動車保険と同様、ドライバー保険の保険期間は原則1年です。
頻繁にレンタカーを借りる方、ご友人の車をシェアしている方などにおすすめです。
また、近年増加傾向にあるマンションなどのカーシェアも補償対象となっています。
なお、一般的な自動車保険と同様に、契約期間の途中で解約できます。
対象車は友人や別居親族の所有者だけ
先にドライバー保険の補償対象について触れましたが、改めて対象となる車両を整理しましょう。
【1】 補償対象の車は知人や友人、別居しているご家族の車両、カーシェアやレンタカーなど
【2】 対象車種は自家用8車種+2種
- 自家用普通自動車
- 自家用小型乗用車
- 自家用軽四輪乗用車
- 自家用小型貨物車
- 自家用軽四輪貨物車
- 自家用普通貨物車(最大積載量0・5トン以下)
- 自家用普通貨物車(最大積載量0.5トン超~2トン以下)
- 二輪自動車および原動付自転車
- 特殊用途自動車
では、次にドライバー保険の活用例を考えてみましょう。
ドライバー保険のお得な活用例
結婚を機に別居している親の車両を使って、親の介護施設の送迎を時々行うケース
別居している親族の車両を運転する場合、ドライバー保険の対象です。
この場合、親が加入している自動車保険を本人・配偶者限定などの設定を外すことも考えられますが、保険料との兼ね合いや送迎の頻度を考えると、ドライバー保険と比較することもおすすめです。
(※別居の既婚の子は、同居親族ではありません。)
知人から頻繁に車やバイクを借りている
ドライバー保険は原則1年の補償期間があり、不規則に車を借りる方に向いている保険です。
短期間で車の借入が終わるのではなく、頻繁に知人の車を借りる場合はドライバー保険に加入しておきましょう。
なお、ドライバー保険は二輪自動車や原付バイクも対象です。友人の素敵なバイクを借りる際には、ドライバー保険加入で補償に備えましょう。
住まいを片付けるために、時々ご近所の方から自家用貨物車を借りている
家屋内の整理などで頻繁に自家用貨物車を借りている場合、ドライバー保険に加入しておくことがおすすめです。
別居している兄の所有するキャンピングカーで頻繁に旅行する
キャンピングカーは自家用普通8車種ではないものの、特殊用途自動車に該当するためドライバー保険の補償対象です。
一日だけではなく、頻繁に別居しているご家族のキャンピングカーを借りる場合も、ドライバー保険で補償に備えましょう。
ドライバー保険の加入時の注意点
ドライバー保険時は上記のように色んな場面で活用できる保険ですが、加入時には知っておきたい注意点もあります。
1.ドライバー保険の等級は自動車保険に引き継げない
ドライバー保険にも一般的な自動車保険と同様に等毎週決まった曜日に借りる、など使用頻度が判明している場合にはお得な級制度のしくみがありますが、ドライバー保険の等級は自動車保険に移すことができません。
全く違う種類の保険のため、等級の互換性がないのです。
なお、等級のしくみは自動車保険と同じです。
- 保険金支払いのある事故が発生した場合、翌年3等級ダウンします
- 1年間無事故なら1等級アップします
等級のしくみがあるため、ドライバー保険を継続する場合事故が無ければ等級がアップしていくため、保険料も安くなります。
日常的に色んな車やバイクを借りている方は、ドライバー保険に入っておくとお得でしょう。
【等級】について詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にして下さい。
自動車保険の等級制度とは?保険料の割増引率を徹底解説
2.車両保険は付帯できない
通常の自動車保険には車両保険が付帯できますが、ドライバー保険には付帯できません。借りた車の損害補償はできないのです。
つまり、借りた車両で事故を起こし、物損事故のみの対応となったら、補償はありません。この場合は高い確率で自己負担をせざるを得なくなります。
【車両保険】について詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にして下さい。
車両保険いつまでつける?外す際の注意点と保険料を下げる方法
3.使用頻度とのミスマッチが起きやすい
ドライバー保険は自己所有の車両に対してかける保険ではないため、使用頻度が少ない可能性があります。
毎週決まった曜日に借りる、など使用頻度が判明している場合にはお得な保険ですが、短期的に借りる程度なら保険料が割高に感じられるでしょう。
そんな時は後述する、1日自動車保険の加入と料金を比較することがおすすめです。
ドライバー保険の補償は3つ
ドライバー保険には車両保険が無いとご説明しました。では、具体的にはどんな補償が得られるのでしょうか。この章ではドライバー保険の補償内容に迫ります。
対人賠償責任保険
対人賠償責任保険とは、事故時に相手方にけがをさせてしまった際に支払われる保険です。
一般的な自動車保険にも付帯できるポピュラーな補償です。
事故が起きてしまい、相手が死傷してしまったら賠償責任を負う必要があります。
この時、自賠責保険とドライバー保険があれば、補償内容が充実できます。
自賠責保険は補償内容に上限が設けられています。被害者1名につき、死亡事故で3,000万、後遺障害の場合は4,000万までしか支払われません。
しかし、実際の賠償金請求では、億単位の補償を求められる交通事故も発生しています。
ドライバー保険の対人賠償責任保険は無制限で加入できるため、万が一の高額賠償にも備えることが可能です。
【対人賠償責任保険】について詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にして下さい。
自動車保険における対人賠償とは?
対物賠償責任保険
対物賠償責任保険とは、事故で相手方の車両や、他社が所有する建物やテナント、電柱などに損害を与えてしまった場合に使用できる保険です。
対物賠償責任保険はモノへの補償であり、自賠責保険ではカバーできない分野です。
借りた車両で事故を起こしてしまい、相手方の車両に修理費用が発生してしまった場合は、対物賠償責任保険から保険金が支払われます。
【対物賠償責任保険】について詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にして下さい。
自動車保険における対物賠償とは?
人身傷害保険
人身傷害保険は、事故によってドライバー自身や同乗されていた方が死傷した場合に補償する保険です。
人身傷害保険に加入していると、「過失割合」による保険金の減額が起きても補償が得られます。以下に例を挙げて解説します。
人身傷害保険の支払い例
借りていた自動車で正面衝突が発生、相手方との過失割合を決めると、契約者側が4、相手方が6となったケース(4:6)。
この場合、自身にも4割の過失があるため、相手方から満額の治療費や慰謝料を受け取ることができません。
過失相殺されるため4割の自己負担額が発生するのです。
しかし、人身傷害保険に加入していると、実際に発生した損害額分に達するように保険金が支払われます。
人身傷害保険は自動車保険でも加入がおすすめされている保険です。
なお、人身傷害保険については補償タイプを選べる保険が多くなっています。
一般タイプと借りている自動車(借用自動車)の運転中のみを補償するもの、と分けられます。運転中のみの方が保険料は安くなります。
人身傷害保険に加入する際の注意点
ドライバー保険で人身傷害保険に加入する際には、「補償の重複」に注意する必要があります。
人身傷害保険は補償範囲が広い一般タイプがありますが、同居の親族などがすでに人身傷害保険の一般タイプに加入している場合、補償内容が重複する可能性があります。
重複すれば得られる補償額がアップするわけではありません。保険料の過剰な支払いにつながってしまうのです。
人身傷害保険は重複が起きやすい保険のため、加入時には家族の自動車保険もチェックし、重複が起きないように注意しましょう。
【人身傷害保険】について詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にして下さい。
人身傷害保険ってどんな保険?
ドライバー保険にも特約はある?
一般的な自動車保険には色んな種類の特約が付帯できますが、ドライバー保険の場合はどうでしょうか。ドライバー保険にも特約は用意されており、以下のような補償が得られます。
【対物超過修理費用補償特約】
事故の相手方の車両損害額が時価評価相当額よりも高額の修理費用になってしまった場合、その差額を補償する特約です。
【個人賠償責任特約】
交通事故以外の場面で、他人にけがをさせてしまったり、他人の所有するものを壊してしまった、という場面で補償が行われる特約です。
【自損事故特約】
記名被保険者が借用自動車を運転中に自損事故により、借用自動車に搭乗中の記名被保険者や配偶者などが死傷してしまった場合に支払われる特約です。
ある保険会社のドライバー保険では、死亡した場合に1,500万円を死亡保険金として支払うと定められています。
【証券不発行特約】
自動車保険と同様に、現在多くの保険会社が証券をWEB化しています。保険証券を発行しない選択をすると、お得な保険料になる特約があります。
ただし、事故時には保険内容が分かるものが必須です。証券不発行を選択する場合は、アプリで契約内容が確認できるようにする、あるいは契約内容(補償内容や証券番号)などが分かるものをプリントアウトし、携行しておくことがおすすめです。
この他にも、保険会社はさまざまな特約を用意しています。加入時には特約にも目を向けてみましょう。
ドライバー保険と1日自動車保険の違い
ドライバー保険には類似する保険として、1日自動車保険という保険も販売されています。1日保険はどんな時に活用すると良いでしょうか。
この章では2つの保険を賢く使い分ける知恵袋として、違いを解説します。
1日自動車保険の特徴
1日自動車保険とは、その名称どおり1日だけ加入できる自動車保険です。
自動車保険やドライバー保険は原則1年間の補償期間ですが、1日自動車保険は他人が運転する車を一日だけ補償してほしい、などのケースにピッタリの保険です。
つまり、「他人が所有する車を運転する」という点では、1日自動車保険もドライバー保険と同じです。
補償期間
補償期間は1日自動車保険の場合、1日単位で加入します。
例えば、「旅行に出かける際に2泊3日で友人の車も運転しながら移動する」という場合は3日分加入できます。
1日単位で良いため、短期旅行やカーシェアなどのタイミングに合わせて柔軟に加入できることが大きな魅力です。なお【1日単位】とは24時間の補償を意味します。
半日加入もできるタイプもあります。(半日は12時間補償)
車両保険
ドライバー保険には車両保険が付帯できませんが、1日単位の自動車保険には車両保険を用意している保険会社もあります。ペーパードライバーの方も安心です。
保険料
1日自動車保険の保険料は「定額制」です。
いくつかの保険会社をピックアップしてみましょう。
【T社の1日自動車保険】
保険料は1日単位(24時間)で800円から加入できる。
補償内容の充実度が高いプレミアムプランは1日当たり2,600円。
【S社の1日自動車保険】
保険料は半日なら800円、1日なら1,000円から加入できる。
車両保険もあり、代車費用もカバーする内容なら24時間で3,500円。
保険料は1日単位なら安いと感じるかもしれませんが、高頻度で他人の車を借りる場合は、ドライバー保険の方が安くなる可能性もあります。
1日自動車保険には等級制度は導入されていません。
1日自動車保険が向いている人とは
1日自動車保険は低額から自動車保険の補償が受けられる便利な保険です。
急に知人や友人の車を運転することになった、実家の両親の車を借りることになった、など、短期間の用途に合わせて自動車保険の補償を用意したい方におすすめです。
また、急な自動車保険の必要にも対応できるように、セブンイレブンなどのコンビニで入れる1日自動車保険もあります。ただし、一般的な自動車保険とは異なり、クレジットカードによる決済ができません。現金やポイントによる支払いを指定している1日自動車保険があるため、ご注意ください。
即日加入で補償が開始されるので、すぐに補償がほしい、という方はコンビニで手続きを検討することもおすすめです。
【1日自動車保険】について詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にして下さい。
1日単位で加入する自動車保険とは?補償内容の比較と申込方法
ドライバー保険加入前に補償を見直す
ドライバー保険や1日自動車保険は、他人の所有する自動車を借りる事態を想定しています。
普段から自車を運転し、自動車保険にも加入している場合、ドライバー保険や1日自動車保険に加入する前に、まずは自動車保険の補償の見直しでカバーできないか確認しましょう。
他者運転特約とは
他者運転特約とは、自動車保険に付帯できる特約のことです。
知人や友人などの車を運転した際に、起こしてしまった事故に対して支払われるため、本質的にはドライバー保険と同じです。
知人や友人の自動車保険を使わなくても、他者運転特約があれば、自身の自動車保険から保険金を支払えます。
他者運転特約が使えるケースは以下のとおりです。
- 他人のケガ
- 他人の所有するモノへの損害
- 自身や搭乗者のケガ
- 借りている車両の修理 など
ドライバー保険には車両保険が付帯できませんが、自身の自動車保険の他者運転特約があれば、万が一借りていた自動車に損害を与えてしまったとしても、自身の車両保険から支払いが行われるため安心です。
事故の相手方が無保険車、あるいは当て逃げをされてしまった場合にも保険金の支払いが受けられます。もしも他者の車を運転する機会があるなら、予め自動車保険で他車運転特約を付帯しておくと良いでしょう。
ドライバー保険は使用頻度で検討
この記事ではドライバー保険のメリットについて、自動車保険や1日自動車保険との比較も加えながら詳しく解説を行いました。
評判も良いドライバー保険は、免許証はあるものの、車両を持っていない方向けにしっかりと補償を行ってくれる保険です。
あまり使用頻度が無い場合には、1日自動車保険と比較しながら、どちらが適しているのかじっくりご検討されてみてはいかがでしょうか。
投稿者プロフィール

- 経歴:大手損害保険会社に勤務後、弁護士事務所で秘書として交通事故訴訟の調査に従事
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