1日単位で加入する自動車保険とは?補償内容の比較と申込方法

急に車を運転することになった場合、事故への備えが必要です。そのような時に頼りになるのが「1日自動車保険」です。

短い期間だけ補償する自動車保険に加入しておけば、万が一のことがあっても、借りた車の所有者の保険を使わずに対応できます。

この記事では、1日自動車保険の特徴や補償内容、メリット・デメリットを詳しく解説します。保険会社やプランによって、補償内容が異なるため、比較が非常に重要です。おすすめの1日自動車保険も紹介するので、この記事を読めばあなたに合った1日自動車保険がわかるでしょう。

この記事をまとめると

  • 1日自動車保険は必要な時間や日数だけ加入でき、割安な保険料が魅力
  • 手続きが簡単で、スマホやコンビニから加入が可能
  • 保険料や補償内容は保険会社やプランによって異なるので比較が必要
  • 自分に必要な補償を確認し、コスパの良いプランを選ぼう

1日単位の自動車保険とは?

1日自動車保険とは、文字通り1日だけ自動車保険に加入できるサービスのことを指します。
正確には、日数単位ではなく、「12時間」「24時間」という時間単位での加入が可能です。

車を所有していない人が、友人や親の車を一時的に借りて運転する機会があるときなどに、便利な保険です。

1日自動車保険の特徴

1日自動車保険の最大の特徴は、契約期間の柔軟さです。通常の自動車保険は1年単位の契約が基本ですが、1日自動車保険では必要な分だけ加入できます。

また、多くの1日自動車保険は、スマホから簡単に加入手続きが可能です。突発的に車を運転する必要が生じた場合でも、出先ですぐに加入できる手軽さがあります。

1日単位の自動車保険は保険料の安さも魅力の一つです。例えば、数日間だけ自動車保険に入りたい場合、一度1年間の自動車保険に加入して必要な補償の終了時に途中解約するという方法もあります。しかし、解約後に返金される保険料を考えると、1日単位の自動車保険を契約した方が割安な保険料になるでしょう。

1日自動車保険の対象となる車と注意点

1日自動車保険の対象となる車は「借りた車」です。
しかし、補償の対象とならない車もあるため、詳しく見ておきましょう。

対象となる車

1日自動車保険の対象となる車種は次の3つです。

  • 自家用普通乗用車(3ナンバー)
  • 自家用小型乗用車(5または7ナンバー)
  • 自家用軽四輪乗用車(5または7ナンバー)

一般的な乗用車であれば、1日自動車保険の対象となります。ただし、上記の乗用車であっても、1日自動車保険が適用されない車もあるので注意が必要です。

対象とならない車

次の車は1日自動車保険の対象となりません。

  • 車両所有者が運転者本人、その配偶者、または運転者本人が役員となっている法人の車
  • レンタカー(カーシェアリングを含む)
  • 営業用の車

上記のような車は1日自動車保険には加入できません。さらに、車検切れの車や登録を抹消している車も対象外です。
保険会社が定める高額な車も対象外となるケースがあります。

親子間の車の貸し借り

子どもが親の車を借りる場合や、親が子どもの車を借りる場合は、同居しているかどうかにかかわらず、補償の対象となります。借りる車の所有者によって、保険の対象かどうかが異なるため、事前に車検証をよく確認しておきましょう。

1日自動車保険の主な補償内容

1日自動車保険の補償内容は、通常の自動車保険とほぼ同等のものとなっています。

主な補償は以下の4つです。

  • 対人賠償責任保険
  • 対物賠償責任保険
  • 搭乗者傷害保険
  • 車両復旧費用特約

事故の際に最も重要となるのが、相手への補償である対人賠償責任保険と対物賠償責任保険です。

対人賠償責任保険は、事故によって他人にケガを負わせてしまった場合の治療費や慰謝料を補償します。対物賠償責任保険は、他人の車や建物などに損害を与えた場合の修理費用などを補償するものです。

搭乗者傷害保険は、自分や同乗者がケガをした場合に適用されます。車両復旧費用特約は、借りた車を破損させてしまった場合に車両の修理費用を補償します。

1日自動車保険は契約期間が短いものの、補償内容は一般的な自動車保険と大きく変わりません。しかし、プランによっては、対物や車両に免責金額(自己負担額)が設定されていたり、保険金額が低めのケースもあります。しっかりと補償内容を確認してから、必要な補償を備えられるプランを選びましょう。

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【搭乗者傷害保険】について詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にして下さい。
自動車保険の搭乗者傷害ってなに?|補償内容や選び方を紹介

1日自動車保険のメリットとデメリット

1日自動車保険には、通常の自動車保険にはないメリットとデメリットがあります。
それぞれ詳しく見ていきましょう。

1日自動車保険の3つのメリット

1日自動車保険を利用する主なメリットを3つ紹介します。

  • 短時間・1日から加入できる
  • 保険料が割安
  • 加入手続きが簡単

一般的な自動車保険は1年契約ですが、1日自動車保険は必要な日数だけ加入できます。たまに車を運転する機会がある人にとっては、必要な分だけ加入できるのが魅力です。

さらに1日(時間)単位の契約のため、通年の自動車保険と比べて保険料が割安です。
車を所有しておらず、普段は車に乗らない人にとって、1日自動車保険はコストパフォーマンスのよい選択肢と言えます。

また、1日自動車保険は、スマホから簡単に加入手続きが可能です。面倒な書類の記入はなく、必要事項を入力するだけで手続きが完了します。急に車を運転することになった場合でも、その場ですぐに保険に入れるのが嬉しいポイントです。コンビニで加入できる1日自動車保険もあるので、利便性は非常に高いと言えるでしょう。

1日自動車保険の3つのデメリット

1日自動車保険は手軽に加入でき、保険料も割安というメリットがある一方で、いくつかのデメリットもあります。主に以下の3点が挙げられます。

  • 補償内容を自由に設計できない
  • 継続利用には不向き
  • 等級の引継ぎ不可

1日自動車保険は決められたプランの中から選択する契約方式のため、補償内容を自由に決められません。
例えば、車両補償の限度額を高めに設定しようとしても、上限が一定の金額に決められているケースがほとんどです。特約もつけられるプランが決まっていたり、そもそもつけられなかったりします。

また、頻繁に車を運転する機会がある場合は、その都度加入手続きが必要になり、手間がかかります。さらに何度も利用すると、トータルの保険料負担が大きくなる可能性が高いです。
頻繁に車を運転するのであれば、通年の自動車保険に加入した方が合理的だと言えるでしょう。

さらに、1日自動車保険には、ノンフリート等級という概念がありません。そのため、等級の引継ぎができず、等級による割引が適用されません。
例えば、過去に自動車保険を利用したことがあり、20等級の割引が適用できる中断証明書を持っていたとしても、1日自動車保険に20等級の割引は適用できないのです。
逆に、1日自動車保険で事故を起こしたとしても、ノンフリート等級が下がることがないため、次回利用する際に保険料が上がることもありません。

このように、1日自動車保険にはメリットとデメリットの両面があります。それぞれを理解したうえで、ニーズに合わせて賢く活用しましょう。

おすすめ1日単位の自動車保険4選

数ある1日単位で入れる自動車保険の中から、おすすめを4つ紹介します。
いずれの保険会社もプランを3つ用意しており、それぞれ保険料や補償内容の充実度などが異なります。独自の補償内容やサービスなど、各社の特徴を知り、自分に合う1日自動車保険の参考にしてください。

東京海上日動 「ちょいのり保険」

プランシンプルレギュラー プレミアム
保険料(24時間)800円1,800円2,600円
補償内容対人◯無制限◯無制限◯無制限
対物◯無制限◯無制限◯無制限
自分・同乗者の補償
車両
(限度額300万円)
◯対象事故限定・免責15万円
・車同士の衝突
・動物との接触
・飛来中の他物との接触
◯限定なし・免責15万円
その他特約  弁護士費用特約
利用可能日申し込み当日申し込み手続きをした日から8日目以降
加入方法スマホ・コンビニ(ローソン・ミニストップ・ファミリーマート)

参考:東京海上日動火災保険|「ちょいのり保険(1日自動車保険)」ご契約プランをもとに作成

最初に紹介するのは、東京海上日動火災保険の「ちょいのり保険」です。

ちょいのり保険のレギュラープランには、対象事故を限定した車両補償がついています。車両補償をつけたいけれど保険料は抑えたい、単独事故の車両補償は不要、という人にはおすすめのプランです。

また、プレミアムプランについている弁護士費用特約も、他の1日自動車保険にはない特徴の一つです。同居家族の中ですでに弁護士費用特約を契約している人がおらず、いざという時の弁護士委任や相談費用が心配な人は、加入を検討してみてもいいでしょう。

三井住友海上保険「1DAY保険」

プランエコノミースタンダードプレミアム
保険料(24時間)800円1,000円2,500円
補償内容対人◯無制限◯無制限◯無制限
対物◯無制限・免責5万円◯無制限◯無制限
自分・同乗者の補償
車両
(限度額300万円)
◯免責15万円
その他特約  弁護士費用特約
利用可能日申し込み当日申し込み手続きをした日から8日目以降
加入方法スマホ・コンビニ(セブン-イレブン)

参考:三井住友海上保険|1DAY保険の契約プラン・保険料・割引をもとに作成

次に紹介するのは、三井住友海上保険の「1DAY保険」です。

車両補償をつけないエコノミープランとスタンダードプランなら、申し込んだ当日から補償を開始できます。申し込みはスマホからだけでなく、セブン-イレブンのマルチコピー機からも手続き可能です。

また、1DAY保険を複数回利用すると、2回目から保険料が割引されます。例えば、エコノミープランの場合、1回目の保険料は800円ですが、2回目からの保険料は770円となります。

1日単位の自動車保険を複数回利用する可能性がある人には、三井住友海上保険の「1DAY保険」がおすすめです。

損保ジャパン 「乗るピタ!」

プランライトプラン基本プラン安心プラン
保険料12時間650円2,150円2,800円
24時間800円2,700円3,500円
補償内容対人◯無制限◯無制限◯無制限
対物◯無制限◯無制限◯無制限
自分・同乗者の補償
車両
(限度額300万円)
◯免責15万円◯限定なし・免責10万円
その他特約  代車費用特約
利用可能日申し込み当日申し込み手続きをした日から8日目以降
加入方法スマホ

参考: 【公式】損保ジャパン|『乗るピタ!』のご契約プラン をもとに作成

3つ目に紹介するのは、損害保険ジャパンの「乗るピタ!」です。

最短12時間で契約できるのが「乗るピタ!」の特徴です。各プランごとに12時間と24時間の2パターンの保険料が設定されています。車に乗る時間が短い人にはおすすめの保険です。

また、安心プランには1日単位の自動車保険にはめずらしく、代車費用特約がついています。自分や同乗者への補償内容も、他の保険会社や他のプランに比べて非常に充実した内容となっています。安心プランの保険料はやや高めですが、補償内容は今回紹介したプランの中で最も手厚いと言えるでしょう。

PayPayほけん 「あんしんドライブ」

プランお手軽プラン基本プラン安心プラン
保険料12時間650円1,400円2,150円
24時間800円1,700円2,700円
補償内容対人◯無制限◯無制限◯無制限
対物◯無制限◯無制限◯無制限
自分・同乗者の補償
車両
(限度額300万円)
◯単独事故除く・免責15万円◯限定なし・免責15万円
その他特約  代車費用特約
利用可能日申し込み当日申し込み手続きをした日から8日目以降
加入方法スマホ(PayPayアプリ)

参考:PayPayほけん(PayPay保険サービス株式会社)【公式】|あんしんドライブ(1日自動車保険)をもとに作成

最後に紹介するのは、PayPayほけんの「あんしんドライブ」です。

引受保険会社が損害保険ジャパンのため、一つ前で紹介した「乗るピタ!」とプラン構成が非常に似ていますが、細かいところに違いがあります。

PayPayほけんの「あんしんドライブ」基本プランの車両補償は、単独事故を補償せず、補償する事故を限定しているため、「乗るピタ!」に比べて保険料が安くなっています。

また、安心プランの車両補償は対象事故を限定していませんが、免責15万円となっており、代車費用特約はつきません。自分・同乗者の補償内容はお手軽プランや基本プランと同様です。

加入手続きはPayPayアプリから行うため、すでにPayPayで本人確認済みであれば、名前や住所、生年月日を入力する必要がありません。保険料の支払いにPayPayが使え、支払った保険料はPayPayポイント付与の対象となる点が特徴です。

運転する時間が短い人や、車両補償をつけたいけれど保険料を抑えたい人、普段からPayPayを利用している人には、PayPayほけんの「あんしんドライブ」がおすすめです。

1日自動車保険の上手な選び方

1日自動車保険を選ぶ際は、単に保険料の安さだけで判断せず、自分にとって本当に必要な補償があるかを見極めることが大切です。

ここでは、1日自動車保険を選ぶ際のポイントを3つ紹介します。しっかりチェックして、自分に合った1日自動車保険を見つけましょう。

自分に必要な補償内容を確認する

まずは、自分にどのような補償が必要なのかを考えましょう。

基本的な補償である対人賠償責任保険や対物賠償責任保険は必須ですが、それ以外の補償は人によって必要度が異なります。

例えば、車両保険は「借りた車を傷つけてしまったらどうしよう」という不安があるなら付帯しておくと安心です。

同乗者の有無やいざという時の支払い能力、借りる車の所有者との関係性など、状況に合わせて必要な補償を選ぶことが大切です。

保険料と補償のバランスをチェック

必要な補償が決まったら、次は保険料とのバランスを見てみましょう。
補償内容を手厚くすれば保険料は上がり、保険料を抑えようとすれば補償が手薄になります。

例えば、免責金額が設定されているプランや、補償内容を限定しているプランを選ぶことで、補償を大きく削らずに保険料を抑えることができます。

補償と保険料のバランスが取れた、コストパフォーマンスの高い1日自動車保険を選ぶことが理想です。
「おすすめ1日単位の自動車保険4選」で紹介したそれぞれのプラン表を参考に、各社の保険料と補償内容を比較してみるのも良いでしょう。

1日自動車保険の加入方法

1日自動車保険への加入方法には、大きく分けて2つのパターンがあります。
一つは、スマホやパソコンから加入する方法。もう一つは、コンビニエンスストアの店頭端末から加入する方法です。

加入方法の選び方

スマホから加入する場合、わずか数分で手続きが完了します。深夜や早朝でも、外出先からでも加入が可能です。日時や場所を選ばずに加入できるのが、オンライン加入の大きなメリットです。

スマホの操作が苦手な人や急いでいる人は、コンビニ端末からの契約手続きがおすすめです。店頭の専用端末を操作して手続きを進めていくため、加入方法に不安がある人でも安心です。スマホからの加入と違い、現金決済ができる点もコンビニ加入の特徴です。

東京海上日動火災保険の「ちょいのり保険」は、ローソン・ミニストップ・ファミリーマートで加入できます。三井住友海上保険の「1DAY保険」なら、セブン-イレブンのマルチコピー機から契約可能です。
自分の状況や生活スタイルに合った加入方法を選びましょう。

加入に必要な書類

1日自動車保険を契約するには、以下の情報が必要です。

  • 氏名
  • 住所
  • 電話番号
  • メールアドレス
  • クレジットカード情報(Webで加入する場合)
  • 運転免許証情報(免許証番号、色、有効期限など)
  • 借りる車のナンバー(登録番号または車両番号)

加入手続きは非常にシンプルですが、事前登録が必要なケースもあります。前もって必要書類を準備し、注意事項をチェックしておくことがスムーズな加入への近道となります。

保険選びで後悔しないために

1日自動車保険は、ニーズに合わせて手軽に加入できるメリットがある一方、選び方を間違えると後悔しかねません。
失敗しない1日自動車保険選びのポイントを再確認しておきましょう。

まず大切なのは、必要な補償内容をしっかりと把握することです。
1日だけの利用であっても、万が一の事故の際にしっかりカバーしてくれる内容かどうかが重要なポイントになります。対人賠償や対物賠償など、基本的な補償の補償金額は十分か、必要な特約は付帯されているかなど、自分に必要な補償内容を再チェックしましょう。

次に大切なのは、保険料と補償内容のバランスを見極めることです。
保険料の安さに惹かれるあまり、補償内容が不十分な商品を選んでしまうと、いざという時に困ります。逆に、必要以上の補償をつけて保険料を高くしてしまうのもよくありません。保険料を抑えつつ、必要十分な補償が得られるプランを選ぶことが重要です。

後悔しない1日自動車保険選びのカギは、情報を集め、自分のニーズと照らし合わせて慎重に選ぶことです。1日自動車保険を検討する際は、ぜひこの記事の内容を参考にしてみてください。

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