自動車保険が満期を迎えた際、乗り換えるべきなのか迷う方も多いのではないでしょうか?
また、満期で乗り換えたくても、保険会社の選び方や補償内容についてどれが最適か悩んでしまうものです。
この記事では、自動車保険は満期で乗り換えた方がお得かという点について解説していきます。知らないと損する乗り換えのコツなども合わせて解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
自動車保険の満期とは何?
満期とは、自動車保険の契約が1年経過する時に契約更新を迎えることをいいます。
満期で乗り換える場合には、補償内容やサービスなどで自分に合ったより良い自動車保険を見つけることが大切です。
満期で保険を乗り換えるメリット
満期での乗り換えのメリットとして事故がない方の場合、等級が上がる点が挙げられます。
満期にタイミングを合わせて乗り換えをすると等級が上がり、保険料を抑えられる可能性があります。
また、事故があるケースにおいても、等級が下がるタイミングを先延ばしする点で満期に乗り換えた方が良いです。
満期で保険を乗り換えるデメリット
現在の自動車保険における契約内容よりも乗り換え先のほうが優れている場合は、満期日まで待っているとデメリットになるケースがあります。
等級面や保険料よりも、乗り換え先の補償内容やサービスで得られるものが多い場合には、満期日まで待たずに途中で乗り換えをしましょう。
【注意】自動車保険の満期が過ぎてしまった際の対処法
自動車保険の満期が過ぎてしまった際は、満期日の翌日から7日以内なら等級の引継ぎができるため、期間内の対処が必要になります。
【引き継ぐときのポイントと注意点】について詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にして下さい。
自動車保険の等級は引き継げる?引き継ぐときのポイントと注意点
満期日から8日以上経過した場合には、等級の引継ぎができなくなるため注意が必要です。
自動車保険の保険料を安くする方法は?
年齢や運転者限定などの条件を適切に選択することで保険料削減につながります。
また、保険会社の選択も重要でダイレクト型を選ぶとコストを安く済ませられます。
割引制度や保険会社の選択について具体的にご紹介していきます。
①割引制度の活用
自動車保険の割引制度の種類について3つご紹介します。
インターネット割引 | 自動車保険の契約をインターネットで行うことで割引される制度 |
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早期契約割引 | 特定の期日内に契約手続きをすると保険料が割引される制度 |
ゴールド免許割引 | 保険始期日でゴールド免許を取得していれば保険料が割引される制度 |
インターネット環境がある場合は、自動車保険のホームページから契約を行い、早めに契約が可能な際には早期に契約すると割引が適用されます。
②ダイレクト型自動車保険の活用
自動車保険には「代理店型」と「ダイレクト型」があります。
保険料を削減するには「ダイレクト型」を検討するのがおすすめです。
「ダイレクト型」は代理店を介さず、人件費面でのコスト削減や書類を介さずに契約を行っているため、リーズナブルな保険料を提供できて私たちは安く利用が可能です。
また、事故対応や対応時間が良好で、何かあった際のサポートも手厚く安心です。
自動車保険の補償内容をチェックするポイント
補償内容をチェックするポイントとして、基本補償内容と特約オプションの項目があげられます。
チェックポイントの2つをそれぞれ具体的にご紹介していきます。
基本補償内容のチェック
基本補償内容のチェックポイントを2つ、ご紹介します。
対人・対物賠償の保険金額 | 対人・対物事故を起こしてしまった場合、相手方への賠償金額が 高額になるケースもあるため、保険金額が無制限かのチェックが必要です。 |
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無保険車傷害の保険金額 | 自分や家族が事故の被害者で相手方が無保険だった場合、十分な賠償内容に ならない可能性があるため、保険金額が無制限にしておく必要があります。 |
万が一の際に備えて、自身が事故を起こしてしまった場合や相手方から被害を受けたケースを想定しておく必要があります。補償金額が高額になった際には、保険金額が無制限かどうかがとても重要になります。
特約オプションのチェック
特約オプションのチェックで重要な項目は2つあります。
- 相手との交渉が進まない場合に備えて弁護士特約が必要か?
- 日常生活での賠償責任もカバーできる個人賠償責任特約が必要か?
2種類は重要な特約オプションで、他の保険でカバーできることも多く重複して加入していないか注意しましょう。
乗り換え時の注意点とトラブル回避策
乗り換え時の注意点3つとトラブル回避策をご紹介します。
契約内容や解約手数料の有無などにおいてトラブルにならないよう、見落とさず確認する必要があります。
過剰な保険料の削減のリスク
保険料を過剰に削減してしまうと、受けられる補償が少なくなるリスクがあります。
自分の状況に合わせて保険料を比較して選ぶ必要があります。
契約内容の見落とし
自動車保険の契約内容を見落とすと、必要な時に補償が受けられない可能性があります。
契約内容のチェック項目は6つです。
項目 | 確認内容 |
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1. 免許証 | 持っている免許証と契約の条件が同じか |
2. 車利用について | 車を利用する主な目的があっているか |
3. 車を利用する人について | 自分以外に車を運転する人がいるか |
4. 運転する人について | 運転する人の年齢が合っているか |
5. 運転歴 | 運転歴が正しいかどうか |
6. 住まいについて | 住んでいる地域があっているか |
間違った契約内容で契約してしまうと、万が一の際に必要な補償を受けられなくなるので、チェック項目と確認する内容を見落とさないように注意しましょう。
正しい内容で契約することで、必要な補償を受けられます。
解約手数料の確認
月払いで保険料を払っている場合は、解約までの料金を支払えば問題はありません。
月払いも年払いと同じく保険始期日が10日なら毎月10日までの手続きが必要です。
手続きの日を超過してしまうと1か月分の保険料を払う必要があるので、解約を検討する際は、余分な保険料を支払うことが無いように早めの手続きが重要です。
自動車保険をお得に乗り換えるために
いかがでしたでしょうか?
この記事では、自動車保険は満期で乗り換えた方がお得かという点について解説し、知らないと損する乗り換えのコツなども合わせてご紹介してきました。
自動車保険を満期で乗り換える際のメリットデメリットや注意点・保険の補償内容を知った上で、自分により合った自動車保険を選びましょう。