自動車保険料相場を解析!プロが教える賢い選び方とは?

「自動車保険の保険料が気になる。安くなる方法はないかな?」
「自分の年代の自動車保険について、保険料の相場を知りたい。」
「自動車保険はどうやって選ぶべき?」

自動車を運転する場合は、強制保険である自賠責保険だけではなく、任意保険である「自動車保険」についてもしっかりと加入し、事故に備えておきたいものです。
自動車保険は1年単位での加入が多く、毎年保険料が気になり、相場を知った上で加入先を選びたいという方も多いでしょう。
そこで、本記事では自動車保険の保険料相場について紹介します。
自動車保険の選び方についても触れますので、ぜひご一読ください。

この記事をまとめると

  • 最新の自動車保険料の相場がわかる
  • 車種によって自動車保険料が違う理由
  • 自動車保険料を決める要素がわかる
  • 自動車保険料を抑えるポイント
  • 賢い自動車保険の選び方

自動車保険料の相場とは?

自動車保険の保険料は自賠責保険とは異なり、一律ではありません。
年齢が同じドライバー同士であっても、乗っている車や免許証の色、等級などによって保険料が大きく異なります。
では、自動車保険料の相場とはどのようなものでしょうか。
この章では損害保険料率算出機構のデータを参考に、自動車保険料相場を詳しく解説します。

参考URL 損害保険料算出機構による「2022年度 自動車保険の概況」

自家用普通乗用車の平均年間保険料とは

損害保険料算出機構による「2022年度 自動車保険の概況」に基づき保険料を分析すると、自家用乗用車の年間保険料の平均は、約7万3千円です。

■自家用普通自動車保険の平均保険料算出式
(保険料1,286,658,384円÷契約台数17,528,238台)=約7万3千円

自家用小型乗用車の平均年間保険料とは

続いて、損害保険料算出機構による「2022年度 自動車保険の概況」に基づき保険料を分析すると、自家用小型乗用車の年間保険料の平均は、約5万6千円です。
普通乗用車よりも安くなっています。

■自家用小型自動車の平均保険料算出式
(保険料943,322,427円÷契約台数18,842,062台)=約5万6千円

軽四輪乗用車の平均年間保険料とは

軽四輪乗用車(軽自動車)についても損害保険料算出機構による「2022年度 自動車保険の概況」に基づき保険料を分析すると、年間保険料の平均は、約5万円です。

■軽四輪乗用車の平均年間保険料算出式
(保険料943,322,427千円÷契約台数18,842,062台)=約5万円

車種によって保険料が異なる要因とは

自動車保険はさまざまな要因によって保険料が決まるため、契約者一人ごとに保険料が異なります。
では、上記で解説のとおり、自動車の車種によって平均保険料が大きく異なる要因は何でしょうか。

同じ車種であっても補償内容や被保険者の年齢などの細やかな条件によって保険料は異なるものの、車種によって保険料が異なる理由には以下が挙げられます。

型式別料率クラスによる影響

型式別料率クラスは、自動車保険の保険料を算出する際の重要な基礎の1つです。自動車は車種・型式が決められており、車検証にも記載されています。
この2つを使って、損害保険料率算出機構では前年度の事故などによる保険金支払い実績などを使ってリスクを算出し、4つの項目に対して1~17のクラスを割り当てています。

クラスは低い数宇であればあるほど、リスクの低い車種・型式のため、保険料は安くなります。
一方で、クラスの数字が大きいと、事故や盗難の機会が多く保険金支払いの実績が多いことを意味し、保険料は高くなります。

型式別料率クラスは損害保険料率算出機構のサイトから調べることが可能です。

料率クラスは毎年変動しているため、自身の自動車保険を更新する前に保険料例を算出し、確認してみると良いでしょう。
次年度の更新案内に表示されていることもあります。

実際の例として、トヨタの人気車種プリウスの型式(MXWH60)と、同車種の型式(NHW20)を使った型式別料率クラスを見てみましょう。

⚫︎例 ①車種名・プリウス 型式・MXWH60 

⚫︎例 ②車種名・プリウス 型式・NHW20

このように、同じトヨタ・プリウスの車種であっても型式によって料率クラスは異なります。また、保険始期によっても変動していることがわかります。
この例では②車種名・プリウス 型式・NHW20では、①のプリウスよりも料率クラスが全体的に高いため、保険料が高くなることが予想されます。

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【型式別料率クラス】について詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にして下さい。
型式別料率クラスで保険料が変わる仕組みとは?

年齢別の保険料の変動傾向とは

保険料は被保険者の年齢によっても変動します。
自動車保険では自賠責保険とは異なり、運転者の年齢によって保険料を変動させるしくみを導入しており、低年齢であればあるほど、運転の経験が少なく事故リスクも高いことから、保険料は高くなります。運転者の年齢については、年齢条件と呼ばれる区分が用意されています。

年齢条件とは

年齢条件とは運転をする方の年齢を制限するものです。
たとえば、チューリッヒ保険会社では、以下のような年齢条件を導入しています。(2024年2月現在)

  • 1.全年齢条件…運転する方の年齢に制限なし
  • 2.21歳以上補償…運転する方の年齢は21歳以上に限る
  • 3.26歳以上補償…運転する方の年齢は26歳以上に限る
  • 4.30歳以上補償…運転する方の年齢は30歳以上に限る

運転者の年齢条件は各保険会社によって設定が異なっていることがあります。
中堅ドライバーに優しい保険として知られるセゾン自動車火災保険の「おとなの自動車保険」では、1歳ずつ刻む保険料体系を構築しており、他者とは違った保険料算出を行っています。
年齢条件によって保険料に大きな差異が生じるため、さまざまな保険会社の見積もりを取得することがおすすめです。

事故歴による保険料の違いとは

自動車保険の保険料を大きく左右しているのは、事故歴がわかる「等級」のしくみです。
自動車保険には一般的に1~20等級までの等級制度が導入されており、新規自動車保険の加入時には6等級からスタートします。
1年間の自動車保険契約の中で、無事故(もしくはノーカウント事故や保険金の支払いを受けなかったなど含む)だった場合には、翌年等級が1つアップします。

一方で、前年度に事故があった場合には、ノーカウント事故や保険紺受領をしなかった場合を除き、3等級もしくは1等級がダウンします。
等級は上がっていくほどに保険料が安くなるしくみのため、事故歴が多い人ほど等級は下がり、保険料も高くなります。

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【等級】について詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にして下さい。
自動車保険の等級制度とは?保険料の割増引率を徹底解説

地域による自動車保険料の違いはあるの?

自動車保険は代理店やネットを介して全国で販売されていますが、地域によって保険料の違いがあるのでしょうか。
記名被保険者の居住地によって、保険料には若干の違いが設けられています。
自動車保険はリスクを細分化して保険料を算出しており、地域によって事故リスクが異なる点も加味されているのです。

事故の多いエリアや降雪の多いエリアは保険料が高くなる傾向がある!とされています。
しかし、多くの保険会社は地域による保険料の違いについては明確には開示していません。

自動車保険料の基礎知識を学ぼう

自動車保険の保険料を知るためには、基礎知識に関して詳しく学ぶことが大切です。
自動車保険料は繰り返しですが、さまざまな要素を組み合わせて算出しているため、保険料の節約を検討する場合には、どのような要素が保険料に影響しているのか、正しく知っておく必要があります。

そこで、この章では自動車保険料の基礎知識について、詳細を解説します。

自動車保険料を決定する7つの要素

自動車保険の保険料を構成する要素は、主に7つ挙げられます。詳しくは以下です。

7つの要素保険料に影響する理由
①型式別料率クラス車種や型式によって算出されている事故などのリスクを分析したクラス
②等級(ノンフリート)1~20等級に区分、事故などが無ければ1年で1等級あがる
③運転者の年齢10代~20代の低年齢層は保険料が高くなっている
④運転者の範囲本人限定、本人・配偶者限定など用意されており、狭ければ狭いほど保険料は安い
⑤使用目的車両の使用頻度が高いと保険料は高い。
⑥保険料率各保険会社が設定
⑦補償・特約の内容補償・特約の加入内容によって保険料は変動

一般的に、自動車保険については⑦の「補償・特約の内容」をご自身で見直すことで保険料を調整する方が多いですが、あくまでも補償などの内容は保険料を算出するための要素の1つに過ぎません。
特に等級は保険料に大きく影響するため、日頃から安全運転を心掛けることが大切です。

また、自動車保険は年代によっても異なります。10代~20代の若年層は高い傾向にありますが、30代、40代、50代の中年層は割安になる傾向があります。高齢者の事故率の増加により、今後60代、70代は高くなっていく可能性があるためご注意ください。

保険料における任意保険と強制保険の違い

自動車保険は任意保険であり、補償内容や加入先に関しては、自由に契約者自身で選ぶことが可能です。
では、保険料における任意保険と、強制保険である自賠責保険の違いとはどのような点でしょうか。

  • ① 任意保険(自動車保険)
    任意保険は契約者自身が補償内容などを決められるため、保険料が契約者ごとに異なる。
  • ② 強制保険(自賠責保険)
    保険料は車種・期間ごとに定められており、補償内容を細かく契約者側では決められません。事故時の補償内容も自賠責法によって定められており、変更することはできません。

どの保険会社を経由しても同じです。
自賠責保険は強制保険ですが、販売自体は各任意保険や共済を販売する会社が行っています。

補償や特約のもたらす保険料への影響

自動車保険料を左右する要素の1つには、「補償」と「特約」が挙げられます。補償や特約は契約者自身が設定することが可能です。
補償や特約は増やせば増やすほど保険料は上がるしくみです。
また、自動車の車種によっては自動的に保険料が高くなります。

車両保険の保険金額には注意

車両保険の加入・未加入も契約者自身が決められます。しかし、車両保険の金額については自由に設定することができません。
車両保険の金額は事故時に支払われる保険金の「限度額」を意味するため、現在の車両の価値を大幅に上回るような保険金額はそもそも設定できないのです。
また、すでに時価評価が低い車両については、車両保険は付帯できない場合もあります。

しかし、車両保険の金額には幅が設けられています。
たとえば、ある車種の保険金額は200万円~220万円とされているとしたら、この金額の範囲内で保険金額を契約者側が決めることが可能です。

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【車両保険金額】について詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にして下さい。
車両保険金額とは?いくらがいいの?

補償や特約で保険料は調整するべきか?

補償や特約を増やせば保険料は高くなりますが、補償や特約を減らすことで保険料を調整するべきでしょうか?
自動車保険の補償は、強制保険の自賠責保険では補えないものを用意しています。

特に契約者側のケガや車両の損害については、自賠責保険では補いきれない部分が多く、自身の自動車保険でしっかりと備えることが大切です。
自動車保険と自賠責保険のセットで、ようやく安心したカーライフが送れるため、安易に自動車保険側の補償や特約を減らし過ぎないように注意しましょう。

自動車保険料を抑えるためのポイントとは

自動車保険料は数万~十万台に上ることが多く、毎年自動車保険料の捻出に悩んでいる方も少なくありません。
しかし、自動車保険は人身・物損のいずれも補償するものであり、安易に削るべきものではありません。
そこで、この章では自動車保険料を抑えるためのポイントを、詳しく解説します。
お財布に優しい自動車保険の加入方法とは、どのようなものでしょうか。

等級継承を利用すること

自動車保険の等級は保険料を左右する重要な要素の1つです。
等級は「継承」することができるため、賢く引き継ぐことで自動車保険を安くすることが可能です。
等級継承のタイミングには、以下が挙げられます。

⚫︎新規契約時に、家族の等級を継承する
等級は家族同士で交換することはできませんが、新規の車両(新車・中古車問わず)を購入し、新しく自動車保険に加入する必要性が生じた時、等級継承の方法が検討出来ます。

よくあるケースとしては、親→子への等級継承です。子が自動車に乗るようになり、自動車保険が必要になったら、親の等級を子に継承させ、親が新規で自動車保険に加入します。
親は自動車保険の保険料が安くなる年齢に達していることが多いため、子が新規で自動車保険に加入するよりも保険料が安くなるためです。
この時、親はセカンドカー割引が使えるので、通常の新規契約よりも安く加入はできます。

なお、等級継承は誰にでもできるものではありません。
対象者は以下に限られており、友人・知人の間で気軽にできるものではないと知っておきましょう。

    等級継承ができる対象者

  • ① 記名被保険者から、記名被保険者の配偶者への等級継承
  • ② 記名被保険者から、記名被保険者の同居親族への等級継承
  • ③ 記名被保険者から、記名被保険者の配偶者の同居親族への等級継承
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【等級の引き継ぎ】について詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にして下さい。
自動車保険の等級は引き継げる?引き継ぐときのポイントと注意点

補償の重複の見直し

自動車保険にはさまざまな補償が用意されていますが、中には家族がすでに加入している保険と、補償内容が重複している可能性があります。
補償内容の重複は、保険料を無駄に支払っている状態のため、早急に見直すことが大切です。
補償の重複が起きやすい内容は以下です。チェックしましょう。

  • 1. 弁護士費用特約
    加入すると、記名被保険者だけではなく家族も補償対象となるため、重複には注意
  • 2. 個人賠償保険
    火災保険などにも特約が用意されているため重複が起きやすい
  • 3. ファミリーバイク特約
    バイク保険、他の家族が加入しているファミリーバイク特約との重複が起きやすい

 人身傷害保険の重複には注意を

自動車保険の保険料を抑える際には、人身傷害保険の重複についても注目しましょう。
人身傷害保険は契約者側の人身分野を補償する重要な保険ですが、重複が起きやすい部分です。
記名被保険者が加入する際には、その他の家族の自動車保険の補償内容も必ずチェックしましょう。
2台目の人身傷害保険契約は、搭乗中のみにしておけば、補償の重複を防げます。

複数の保険会社の見積もりを取得

ほとんどの自動車保険は、1年間の契約期間です。そのため、毎年自動車保険を見直す機会があります。
毎年同じ自動車保険会社に継続する必要はないため、複数の保険会社の見積もりを取得し、保険料を比較することもおすすめです。
自動車保険一括見積もりサイトなどを活用してみましょう。

しかし、自動車保険は補償や特約の内容に、保険会社によって違いがあります。
保険契約を別の保険会社へと切替する際には、補償内容を十分に確認するようにしましょう。

代理店型とネット型の見直し

自動車保険の加入は、以下2つに分類できます。

  • 代理店型
    損害保険ジャパン、東京海上日動火災保険などの大手損保が該当。
    代理店を経由して自動車保険に加入する。
  • ネット型
    セゾン自動車火災保険やアクサダイレクト、ソニー損保などのネット型保険。
    代理店を介さないため、自身でネットを経由して加入する。

代理店型とは異なり、ネット型の自動車保険は代理店側に払う手数料などが無いため、保険料が割安に設定されています。
自動車保険の補償はなるべくそのままに、保険料の見直しを行いたい場合には、代理店型からネット型への切り替えも検討しましょう。

賢い自動車保険選びとは?5つのポイントで解説

自動車保険はカーライフを支えてくれるものであり、保険料は抑えつつもしっかりと充実した補償内容を用意したいものです。
そこで、この章では賢い自動車保険選びについて、5つのポイントから詳しく解説します。

1.使用目的を定期的に見直そう

自動車保険は「使用目的」を申告する必要があります。
使用目的は、業務使用・通勤、通学・レジャーの3つの区分が用意されており、使用頻度が多い業務使用は保険料が高く設定されています。

通勤が無くなり、レジャーでしか車を乗らなくなった場合には、使用目的を見直すだけで保険料が安くなる可能性があります。
自身の使用目的は定期的に見直すようにしましょう。

2.保険料相場をチェック

自動車保険は一人ひとりにあわせて加入内容を決めるため、たとえ同居のご家族であっても年齢や免許証の色、補償内容の違いなどから保険料が大幅に異なることがあります。
そのため、自身の保険料の適正な価格を知るためには、ご自身で保険料相場を把握するためにも、「見積もり」を使うことがおすすめです。

見積もりは代理店型の場合は代理店に依頼を、ネット型の場合は見積もりサイトや気になる保険会社のサイトから見積もりを入力することで得られます。

3.目的に合った補償内容に設定する

自動車保険の補償内容は、柔軟に変更することができます。
たとえば、契約期間中であっても、「異動」という手続きを行うことで補償内容が見直せます。

車の使用頻度が少ない場合は、補償を減らすことも検討できるでしょう。
必要に応じで異動手続きを行えば補償は増減できます。
また、補償の重複に気付いたら速やかに変更することがおすすめです。重複していたとしても、過去に遡って保険料を返戻することはできません。

4.特約の必要性を判断

すでにバイクの売却などで、不必要となっているファイリーバイク特約が付帯されていませんか?
自動車保険の特約には魅力的なものが多いですが、必要に応じて外すことも大切です。
不要となった特約は外すことで、保険料の節約効果もアップします。

5.更新時に保険契約全体をチェックする

自動車保険を見直す場合には、契約の更新時がベストタイミングです。
更新時には他社への切り替えはもちろんのこと、補償の見直しにも適しています。
必ず現契約をチェックし無駄な補償がないか、追加するべき特約は無いかなど、契約をチェックしましょう。

自動車保険料の相場より安くするヒント

自動車保険料には本記事で紹介のとおり、車種ごとにおおよその相場があります。
しかし、自身の事故歴や補償内容などによっては、相場よりも保険料が高くなることがあります。
では、自動車保険料の相場から、保険料を安くするにはどうすれば良いでしょうか。
実は、見落としがちですが、意外な2つの方法で保険料を安くできることがあります。

1.保険料の支払い方法をチェックする

自動車保険の保険料の支払い方法は、「年払い」と「月払い」の2つの方法があります。
年払いは1年間の自動車保険料を一括で支払う方法で、保険会社にもよりますがクレジットカード・口座振替・現金・払込票払などで支払うことが可能です。
(団体契約の場合は給与から天引きできることもあります)

自動車保険料は一括で支払う年払いのほうが、若干ですが安くなるように設定されています。
月々支払う方が負担感は少なく感じるかもしれませんが、少しでも補償はそのままに保険料は節約したい!と思ったら支払い方法にも注目するようにしましょう。

2.割引の活用を漏らさない

自動車保険にはさまざまな割引が用意されています。特に活用がおすすめできるのは、「早期割引」です。
自動車保険は早期に加入すると、保険会社側は保険料の割引を実施していることが多いのです。
例として、満期日よりも45日前・30日前など、余裕をもって契約すると、保険料が割引されます。
この他にも、インターネットで手続きをする割引や、セカンドカー割引なども用意されています。適用漏れの内容に活用していきましょう。

3.安全運転を心がけること

自動車保険は「事故リスク」を分析した上で保険料を算出しています。
つまり、安全運転を心がけることが、保険料を節約することに直結しているのです。
例として、以下のポイントを押さえておきましょう。

  • ①免許証の色
    自動車保険には「ゴールド免許割引」が用意されています。ゴールド免許は違反のない証であり、保険会社側としては事故リスクが低いドライバーと判断できます。
    日頃から違反が起きないように運転を心掛けることが大切です。
  • ②等級制度
    自動車保険は3等級もしくは1等級ダウンに該当する事故が無ければ、翌年に1等級上がるしくみが導入されています。無事故が続けば等級は毎年1つずつ上がっていき、20等級に達すると大きな割引が得られます。
    現在多くの保険会社は20等級を上限としています。コツコツと無事故を積み重ねることが、保険料の節約に高い効果をもたらすでしょう。
  • ③新車は割引率が高い
    新車は車両保険面では高額となりますが、その一方で最新の車両は優れた安全装置も多い観点から、「新車割引」が適応されます。
    ここで言う新車とは、「初度登録」から換算するため、中古車を新しく購入する際には該当しないおそれがあるためご注意ください。

自動車保険選びで失敗しないための4つのコツ

自動車保険は多くの種類が販売されており、一体どのような保険を購入するべきか悩んでしまう方も少なくありません。
一括でできる見積もりサイトを使って、保険料をベースに選んでいる方も多いでしょう。
そこで、この章では自動車保険について、失敗しないコツを4つの視点から紹介します。

1. 代理店型・ネット型のいずれにもメリットがある

保険料の視点で見るとネット型は安い傾向がありますが、代理店型にもメリットがあります。
ご自身にはどちらの自動車保険が適しているのか、今一度十分に検討されることがおすすめです。
そこで、この項では代理店型・ネット型の違いを紹介します。

 代理店型ネット型
営業担当者による自宅へのサポートありないが、オペレーターによるネット上の対応はあり
補償のアドバイスありない
特約重複の確認代理店によるない
一括見積もりないあり
事故対応代理店によるご自身で行う
保険料高め 安め

ネット型は基本的に保険料が抑えられている代わりに、代理店の営業担当者のようなフォローはありません。オペレーターへの問い合わせなどは可能です。

たとえば、パソコンやスマホの操作が難しい場合には、代理店型による手厚いフォローを受けることがおすすめです。
一方で、さまざまな保険会社を比較しながら、ご自身に適している自動車保険を選びたい場合は、ネット型がおすすめです。

2. 事故対応について調べておくこと

代理店型とネット型では、事故対応の流れに若干の違いがあります。
示談交渉サービスを行ってくれる点では共通していますが、代理店型によっては代理店が事故の初動をサポートしてくれる場合があります。
ディーラーなどを経由して加入する場合、自社でレッカー対応を行ってくれるところも多いでしょう。(代理店によるため事前確認要)

ネット型の場合、事故時のかけつけサービスを導入している所もあります。
たとえば、セゾン自動車火災保険では事故時に警備会社のALSOKの警備員が駆け付けるサービスを導入しています。

このように、どの保険会社を選択するかによって、大切な事故時の対応が異なります。
加入前に確認をするように注意しましょう。

3. 家族内で保険の加入状況を確認すること

自動車保険の補償は、家族がすでに加入している補償と重複している可能性があります。
内容によっては、家族が加入している自動車保険だけではなく、住まいの火災保険や、ケガに備える傷害保険などとも重複する可能性があります。
自動車保険に加入する際には、すでに家族が加入している保険全般を確認した上で補償内容を決めましょう。
主に比較しておきたい保険は以下です。

    ご家庭内で補償の重複を確認しておきたい保険とは

  • 自動車保険
  • 火災保険
  • 傷害保険
  • 生命保険の特約 など

重複を防いだ分、浮いたお金でご自身に自動車保険の補償を拡充することも考えられます。
家族の保険を見直す良い機会にもなります。

4. 補償内容のバランスを意識すること

自動車保険を選ぶ際には、保険料だけではなく補償とのバランスを考えることが大切です。
たとえば、以下のようなポイントを押さえながら補償内容を考えると良いでしょう。

1.使用頻度に合わせて補償を決める
通勤・通学や業務使用の場合は、自動車に乗る機会が多いでしょう。
乗る機会が多いということは、それだけ事故リスクも高くなるため、対人・対物といった「相手方」への補償はもちろんのこと、人身傷害保険や車両保険など、自身の補償にもしっかりと備えることが大切です。

2.乗車する方に合わせて補償を決める
自動車保険は低年齢であればあるほど、保険料はどうしても高くなります。
しかし、免許証を取得したばかりの方は、事故リスクが高く補償が必要となるおそれがあります。
乗車する方の属性に合わせて補償を決めることで、万が一の際のリスクに備えられます。

また、同乗者を乗せることが多い場合は、人身傷害保険や搭乗者傷害保険に加入することで、ケガの補償に備えることが可能です。

加えて、運転される方が記名被保険者だけの場合は、運転者限定割引をしっかりと適用することが大切です。
本人限定・本人配偶者限定のいずれであっても、保険料は限定なしの状態より安くなります。

このように乗車する方に合わせて、補償や特約を見極めることで、後悔しない自動車保険選びが可能です。

オススメの記事

【人身傷害保険・搭乗者傷害保険】について詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にして下さい。
自動車保険の搭乗者傷害ってなに?|補償内容や選び方を紹介

相場に左右されない!自動車保険は自分で選ぼう!

自動車保険にはご紹介のとおり、相場があります。
しかし、任意保険である以上事由に補償が決められるため、補償内容も自動車保険料もある程度契約者自身で調整をすることが可能です。
相場が気になってしまい、特定の保険会社は避ける…という選択肢ではなく、見積もりを取得し必要な補償を見極めることが大切です。

自動車保険選びは満期日を待たずに行動しよう

割引でもご紹介のとおり、自動車保険には早期に加入することで得られる割引があります。
早期割引で加入するためには、さらに早めに自動車保険を比較しておくことが大切です。
一般的には、自動車保険の満期(次年度の保険始期日)が近づくと約2か月前を目安に更新のご連絡や通知が始まります。
このタイミングで、各保険会社への見積もりなどを行い、早期割引が間に合うように保険加入しましょう。

また、自動車保険は等級継承のために、満期日にあわせるように次年度契約を更新する必要があります。
通常、満期日から7日以内の更新なら等級継承が認められていますが、猶予期間を過ぎてしまうと等級継承ができなくなってしまいます。
早期の更新には、「契約漏れ」を防ぐ効果もあります。早めに手続きをするようにしましょう。

大手損保以外でもメリットは大きい

自動車保険を選ぶ際には、保険会社のネームバリューにこだわる人も多いでしょう。
損害保険ジャパンや東京海上日動火災保険など、大手の損保は基本的に代理店型で成長してきた保険会社であり、手厚いサポートや拠点数が魅力です。
しかし、大手損保以外であっても、ネット型損保も事故の拠点には力を入れており、優れた示談交渉力や魅力的な保険料で成長しています。

大手損保のネームバリューに囚われず、さまざまな保険会社に見積もりを依頼してみることがおすすめです。
特にネット型損保は保険料やユニークな特約に力を入れており、今の時代に合った素敵な自動車保険が多数販売されています。

特に最近では、楽天損保のようにネット通販サイトの大手も自動車保険に参入しています。
加入の際にはお得な条件が用意されていることも多く、キャンペーンの実施もあります。
ぜひこの機会に、今まで加入の機会が無かった保険会社にも注目してみましょう。

自動車保険選びはじっくりと!早期から始めよう

この記事では、自動車保険料の「相場」について注目しながら、保険選びのコツなどを詳しく解説しました。
自動車保険選びはさまざまな視点から保険商品を分析する必要があり、時間を要します。
また、早期割引を漏らさないように手続きするためには、満期日より前に余裕をもって見積もりを取得することが大切です。

ぜひ本記事を参考にじっくりと選び、あなたに合ったベストな自動車保険に加入しましょう。

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