自動車保険に入っていないとどうなる?リスクや料金について解説

「任意保険は正直お金かかるし入りたくない」「でも事故した時のリスクが怖いし……」「やっぱり入らないといけないの?」その気持ち、よくわかります。

「任意」の保険に高いお金をかけたくないですよね。
似たような自賠責保険があるから大丈夫と思う方もいるでしょう。

結論からお伝えすると任意保険は絶対に入るべきです。
加入していないと万が一事故が起きた時、被害者、加害者とも人生が180度変わってしまう危険性があります。

この記事では、任意保険に入っていない場合のリスクと加入する理由、保険を選ぶ際のポイントを、カーディーラーの営業として自動車保険を15年以上取り扱った経験を踏まえ解説していきます。

自動車保険に入ってない場合のリスクとは

運転するということはリスクと常に隣り合わせです。
事故の時どういった負担が発生するのか詳しく説明していきます。

リスク1:経済的負担

主な経済的負担は下記のの4つです。

  • 治療費の負担
  • 修理費の自己負担
  • 第三者への賠償責任
  • 法的な対応が必要となる場合

事故には過失割合という概念があり、自分の過失分が自己負担となります。

リスク2:治療費の負担

任意保険に入っていないと入通院費、怪我の治療費が自己負担です。
万が一後遺障害が残った場合、介護費がかかる上に思うように働けなくなる可能性があります。

リスク3:修理費の自己負担

マイカーの修理費も自己負担です。特に最近の車は修理費が高額になりやすいです。
LEDヘッドライトを片方交換するだけで10数万円かかります。

リスク4:第三者への賠償責任

事故により怪我を負わせたり他人の物を壊した場合、治療費や修理費を賠償しないといけません。
保険に加入していない場合は当然自己負担となりますが、場合によっては億単位の賠償となるケースがあり、任意保険に入らないリスクとして一番高くなります。

過去に人身事故で最高5億2,853万円、物損事故で2億6,135万円という賠償金の支払い命令が下されたケースもあります。

リスク5:法的な対応が必要となる場合

事故による法的な対応には、罰金や懲役刑が課される「刑事上の責任」と道路交通法により違反点数が課せられる「行政上の責任」、被害者への賠償を行う「民事上の責任」があります。
どの責任も通常の事故で、一部または全てが課せられます。

なぜ自動車保険に加入する必要があるのか?

自動車保険なら高額な支払いリスクをほぼすべてカバーすることができます。
ここからは具体的な補償内容と自賠責保険との違いを説明します。

様々な補償内容

任意保険の最大のメリットは充実した補償内容です。
基本的な補償に加え、様々な特約もセットできるようになっています。

レンタカーや入院時に個室に移る差額別途費用など、任意保険ならではの豊富なセット特約もメリットのひとつです。

強制保険(自賠責保険)とは

「自動車損害賠償保障法」に基づき、加入を義務付けられている強制保険です。

補償内容は最低限の「対人賠償」のみ、それも死亡や後遺障害が3,000万円、ケガが120万円と少額なので人身事故の判例にある多額の賠償を補償することは不可能です。

オススメの記事

【自賠責保険】について詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にして下さい。
自動車の自賠責保険(共済)とは?任意保険との違いや特徴を解説

任意保険の種類とその必要性

自賠責保険では補いきれない補償をカバーするのが任意保険です。
「賠償責任保険」「傷害保険」「車両保険」の3つが主な補償です。

賠償責任保険対人・対物など相手への補償
傷害保険自分や同乗者の怪我の補償
車両保険自分の車の修理費

補償額の範囲内であれば保険会社が間に入り、相手と交渉をしてくれます。

ロードサービスでレッカー車が使える

事故や故障の際、現場で必要になるのがレッカー搬送です。

任意保険には、基本的にロードサービスがついているので自走出来ない時はもちろん、道路交通法の観点から走行できない状態(ウインカーが割れているなど)でも対応してもらえます。

自動車保険を選ぶ際のポイント

自動車保険を選ぶ際の重要なポイントをいくつかご紹介します。
どのような保険にすれば良いのか、悩む場合には以下で紹介するポイントをぜひ参考にしてみてください。

補償内容の比較方法

補償内容を比較する際は以下の2点を確認してみましょう。

  • レッカーサービスの距離や現場急行サービスなど細かな補償を比較
  • 自分に必要な補償特約を付けた保険料で比較

基本的な補償はどの保険会社もほぼ変わりませんが、近年は車の重要多角化により珍しい特約や特殊な利用シーンをカバーする保険会社も増えてきており、車の利用シーンに応じた補償が適用できるかがポイントとなります。

運転者の年齢や条件による変動

運転者の年齢条件や運転者限定を設定することで保険料が安くなります。
同居の家族でだれが一番若くてどの車を使うのか、一度整理してみましょう。

オススメの記事

【運転者限定】について詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にして下さい。
自動車保険の「家族限定」の範囲とは?また保険料の違いとは?

保険期間の確認

基本は、1年更新ですがカーディーラーなど代理店型だと最長3年で加入することもできます。保険期間を伸ばすメリットは保険を使用しても、契約期間中は保険料が変わりません。

しかし、次回更新時にそれまでの保険料率改定や保険使用時の等級の下がり分が一気に反映されるので負担が大きく感じるケースがあります。
また、長期契約の取り扱いが代理店契約で限られているのでネット保険と比較すると割高となります。メリット、デメリットを比較した上での検討がおすすめです。

オンラインでの自動車保険加入方法

自動車保険の加入でおすすめは、ネットで申し込みができる「ダイレクト型自動車保険」です。
各保険会社のホームページから申し込みまで簡単に行うことができます。

「代理店型」だと知らない担当と話す煩わしさもある上、不要な特約を勧められる心配もあります。
ネットなら補償や特約を自由に選べますし、保険会社と直接契約なので保険料も代理店型より安くなります。

保険未加入のリスクと適切な保険選び

この記事では、任意保険に入っていない場合のリスクと加入する理由、保険を選ぶ際のポイントを解説してきました。

自動車保険は、強制加入の自賠責保険がありますが、補償内容は十分でなく上限値があるため、任意保険に合わせて加入していないと、多大なリスクを負う必要があります。
しかし、任意保険は月々の支払いがあり面倒に感じることがありますが、保険会社の補償内容を比較し最適なものを選ぶことでかしこく加入することもできます。
この記事を参考に、自分にあった最適な補償内容をぜひ見つけてみてください。

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