ゴールド免許と自動車保険の関係性

運転免許を持つ人の中には「どうしたらゴールド免許になれるの?」「違反したら何年でゴールド免許に戻れるの?」という疑問をお持ちの方も多いと思います。
この記事では、ゴールド免許になるための条件と取得までにかかる期間、メリットについて解説します。
ゴールド免許について理解が深まれば、ゴールド取得までのルートが見えてくるでしょう。
安全運転を心がけた運転でゴールド免許を取得し、お得なカーライフを楽しんでください。

この記事でわかること

  • ゴールド免許の条件は5年間無事故無違反でいること
  • ゴールド免許になると割引が使える、更新手続きが簡単になる等メリットが多い
  • 免許取得から最短6年弱でゴールド免許になれる
  • 違反した点数記録は消えないため、1点でも違反をすればブルー免許になる
  • ゴールド中に違反をすると、再取得に最短3年、最長8年かかる

ゴールド免許とは

ゴールド免許は優良運転者が持つ免許です。
有効期限の帯が金色であることから、ゴールド免許と一般的に呼ばれています。
5年間無事故無違反でいると免許を更新するときに優良運転者として扱われ、ゴールド免許を持てます。
免許証には「ゴールド」「ブルー」「グリーン」の3色があります。
5年以上無事故無違反の優良運転者はゴールド免許、初めて免許を取得した新規取得者はグリーン免許となります。
ゴールドにもグリーンにも該当しない人はブルー免許です。
ゴールド免許の有効期間は5年ですが、年齢によって70歳は4年、71歳以上は3年と短くなります。
有効期間が長いのもゴールド免許のメリットのひとつです。

【免許証の区分】

区分有効期間対象
ゴールド優良運転者70歳未満:5年
70歳:4年
71歳以上:3年
5年以上無事故無違反
ブルー一般運転者・免許取得から5年以上
・軽い違反1回
違反運転者3年軽い違反2回以上
初回更新者・免許取得から5年未満
・軽い違反1回以下
グリーン新規取得者初めて免許を取得

ゴールド免許の条件

ゴールド免許の取得条件は、5年間無事故無違反です。
条件となる「5年間」と「無事故無違反」とは具体的にどのような状態をさしているのでしょうか。
ひとつずつ詳しく紐解いてみましょう。

免許取得から5年経過している

ゴールド免許は、初めて免許を取得した日から5年以上経っていなければ取得できません。
継続して免許を受けている期間が5年ないと、条件の5年間無事故無違反が判断できないからです。
初めて免許をとった人がゴールドになれるのは2回目の更新時で、約6年かかります。
最初に手にする免許証は有効期間3年のグリーンです。免許取得後3回目の誕生日になると、1回目の更新がきます。
軽い違反1回以下であれば、次は有効期間3年のブルーとなります。
ブルーになって3年後、2回目の更新がきた時に初めてゴールドになれる可能性が出てくるのです。
免許更新をしなかった場合は、再取得した日から5年経過しないとゴールド免許になる事は出来ません。
期限切れによる失効手続きをして再取得した日からカウントを開始します。
ゴールド免許の条件である5年とは、途中で途切れることなく継続して免許を受け続けている期間のみをカウントする事を意味します。
免許が切れる前の期間や切れている間は、5年間のカウント対象外です。
また、期限が切れる前の期間と再取得後の期間を通算して数えることはできません。

無事故無違反である

事故や違反をすると、罰金を払うのと同時に点数が加算されます。
加算された点数は3年間蓄積され、一定の点数以上になると免許停止や免許取消しなどの行政処分を受けます。
ゴールド免許になる条件の無事故無違反とは、違反点数や事故による点数加算が1点もない状態をさします。
免許の色に影響する違反は、軽い違反も対象です。
1点でも違反としてカウントされれば、違反記録として残るからです。
「駐車違反」や「信号無視」「一時不停止」も違反として点数がつけば無違反とはみなされず、ゴールド免許にはなれません。

事故の場合、免許の色に関係するのはケガのある人身事故です。
単独の事故や物との事故は、基本的には免許の色に関係ありません。
ケガのある事故は点数カウントの対象ですが、単独の事故や物との事故は点数カウント対象外だからです。しかし、物損でも刑事責任が発生する事故は対象です。
例えば、ブレーキとアクセルを踏み間違って建物に突っ込んでしまった場合や当て逃げをするとゴールド免許にはなれません。

また、飲酒・無免許運転などの危険な運転により相手を死傷させた場合なども点数にかかわらず一発で免許停止や取消しとなり、ゴールド免許にはなれません。
また、無免許運転や飲酒事故を行なった場合、保険金が支払われないデメリットも発生します。

オススメの記事

【無免許運転や飲酒事故】について詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にして下さい。
人身傷害保険ってどんな保険?

ゴールド免許のメリット

ゴールド免許になるメリットは以下の2点があげられます。

  • 自動車保険の保険料が安くなる
  • 免許の更新が最寄りの警察署で受けられ、講習時間が短くてすむ

どちらも時間やお金を節約できるお得な特典ですね。どれくらいお得なのか詳しく見てみましょう。

保険料が安くなる

ゴールド免許になると自動車保険の保険料が安くなります。
ゴールド免許を持つ優良運転者は事故を起こすリスクが低いと判断され、ゴールド免許割引が適用されるからです。
割引率は保険会社ごとにバラツキはあるものの、約15%前後は保険料が安くなります。
また、ゴールド免許のうちに保険期間を長期化すれば、ゴールド免許割引を長く受けられてお得です。
ゴールド免許割引は、保険始期日時点の免許の色で判断されます。保険期間中にブルーに変わっても、途中で保険料が上がることはありません。

さまざまなモノの値段が上がる昨今、毎年の固定費でもある自動車保険が安くなるのはとても嬉しい特典です。家計への影響も大きいでしょう。
なお、ゴールド免許が適用されるのは、車を主に運転する被保険者がゴールド免許の場合に限ります。
自動車保険の契約者と車を主に運転する被保険者を別に設定している場合は、契約者がゴールド免許を持っていても被保険者がゴールド免許でないと割引は適用されません。
例えば、契約者は夫、車を主に運転する被保険者が妻の場合は、妻がゴールド免許でないと割引されません。
契約者である夫の免許の色は保険料に影響しませんので、注意しましょう。

免許の更新が警察署で受けられる・講習時間が短い

免許の更新といえば、免許センターへ行ったり、長い講習を受けたりと面倒で時間もかかるイメージがありますよね。
ゴールド免許の場合、最寄りの警察署で免許更新が出来てとても便利です。免許証の記載住所とは違う都道府県の警察署でも手続きが出来ます。
更新できる場所の選択肢が広がると、一時的に免許証の住所とは違う場所にいる場合や、自宅と職場で都道府県が違う方にとってはメリットが大きいものです。
移動時間や交通費が節約でき、手軽に更新手続きができます。

また、ゴールド免許の更新は講習時間が短く、講習手数料も安く済むのも特徴です。
ブルーの講習時間は1時間〜2時間なのに対して、ゴールドの講習時間は30分で終わります。
ブルーの講習手数料は800円〜1,350円かかりますが、ゴールドは500円です。

なお、警察署での更新は誕生日1ヶ月前〜誕生日までの期間が対象です。
受付時間は平日昼間だけの所も多いので事前に調べておきましょう。

ゴールド免許最短で何年でとれる

初めて免許をとってからゴールドになるまでは約6年かかります。
免許をとる日を誕生日から41日前にすれば、最短5年41日でゴールド免許をとることも可能です。
ゴールド免許になるためには、5年間無事故無違反が条件でした。
5年間とは下の図のとおり、更新年の誕生日40日前から起算して、過去5年間をさします。
誕生日から誕生日の間ではありません。

参考URL 埼玉県警察HP引用
政令で定める期間内(起算日から5年以内)の起算

誕生日の41日前に免許をとった場合を例に考えてみましょう。
最初の更新は初めて免許をとった日から3回目の誕生日にきます。
免許をとって41日後には1回目の誕生日を迎えるため、そこから2年経過した日、つまり2年と41日後に最初の更新日を迎えてグリーンからブルーになります。
ブルーの有効期間は3年なので、2年41日+3年=5年41日でゴールドになれます。免許の更新期間は誕生日をはさんで前後1ヶ月です。
誕生日前に更新すれば、より早くゴールド免許を手にできるでしょう。

ゴールド免許で違反をしたら

ゴールド免許中に交通違反をしたり、けがのある事故を起こしてしまったらどうなるのでしょうか。
また、一度してしまった違反は消えないのでしょうか。ゴールド免許中に違反をした場合について解説しましょう。

更新時に免許の色がかわる

ゴールド免許中に違反をしても、免許の色がすぐに変わる訳ではありません。
有効期間が満了するタイミングで色が変わります。
免許証の色は、更新する年の誕生日40日前から遡って過去5年間の違反がカウント対象です。

カウント対象期間に1点でも違反があればブルーになりますが、免許更新の直前であれば違反をしてもゴールド免許になれます。
基準日となる誕生日の40日前時点で次の免許の色はゴールドと決まっているからです。
基準日以降の違反はゴールド免許が切れる5年後の更新に反映されます。
つまり悲しいことに、基準日以降の違反はゴールド免許を手にした時点で、次回更新時にはブルーとすでに決まっているのです。

しかし、交通違反が1件でもあればブルーになるわけではありません。交通違反の中でも点数がない違反であれば、免許の色に影響はなくゴールドのままでいられます。
例えば、「免許不携帯」や「泥はね運転」は反則金を払いますが、違反記録に残る点数はつきません。

3か月特例

交通違反をした場合、違反した点数はいつ消えるのでしょうか。
点数制度では、ある一定の条件が揃えば違反した点数を蓄積しない優遇措置がありますが、違反した記録は残ります。
因みに免許の色の判定に優遇措置はなく、違反した点数が消える事はありません。

点数制度とは交通違反や交通事故の点数を3年間蓄積し、一定以上の点数に達すると、免許停止や取消しなどの行政処分を行う制度です。
点数制度には、過去2年間無事故無違反の人は3点以下の軽い違反があっても、その後3ヶ月間無事故無違反であれば点数を蓄積しない3ヶ月特例が適用されます。

特例が適用された場合でも、違反した記録は残ります。
免許証の色は過去5年間の違反歴や事故歴で判断されるため、違反が1点でもあればゴールド免許にはなれません。
点数制度と免許の色の判定は密接な関係ではありますが、全てではありません
混同しがちなので注意しましょう。

ゴールド免許を再取得するには

現状ゴールド免許の人が違反をすると次はブルー免許になりますが、何年経てばゴールドに戻れるのでしょうか。
ゴールド免許の再取得にかかる期間は最短で3年、最長で8年となります。
違反をした回数や違反をした時期によって再取得までの道のりは大きく違います。
下表の4つのパターンで解説しましょう。

軽い違反の回数違反をした日から更新する年の誕生日までの期間ゴールド有効期間満了後ブルー有効期間満了後ゴールド再取得にかかる期間
A1回40日以上ブルー5年ゴールド5年
B2回以上2年40日以上ブルー3年ゴールド3年
C2年40日以下ブルー3年6年
D2年40日以上に1回目
2年40日以下に2回目
ブルー5年8年

Aは軽い違反(3点以下)が1回かつ違反日から免許更新日まで40日以上あるケースです。
ゴールドの次は有効期間5年のブルーで、ブルーの期間中無事故無違反なら、ゴールドを失ってから5年でゴールドに戻れます。

Bはゴールドの前半、免許更新日まで2年40日以上残っている期間に軽い違反を2回しています。
ゴールドの次は有効期間3年のブルー。
ゴールドで違反をしてから更新するまでの2年40日とブルーの3年間が無事故無違反なら、最短の3年でゴールドに戻れます。

Cはゴールドの後半、免許更新日まで2年40日以下の期間に軽い違反を2回したケースです。
ゴールドの次は有効期間3年のブルーが2回続きます。
2回のブルー期間中、無事故無違反なら6年でゴールドに戻れます。

Dはゴールドの前半と後半に1回ずつ、更新日まで2年40日の日をまたいで2回違反をしています。
ゴールドの次は有効期間3年のブルー。
2回目の違反が響いて、次も5年のブルーとなります。ゴールドに戻るまでの期間は最長の8年です。

ゴールド期間中に違反をしたら、またゴールドに戻るまでどれくらいかかるか知りたくなりますよね。
以下3つが分かれば上の表に当てはめてみてください。再取得までにかかる期間が分かります。

  • 違反した回数
  • 違反による蓄積点数
  • 違反した日

3つが分からない場合、有料にはなりますが自動車安全運転センターに運転記録証明書を申請して調べる方法もあります。
スマホを使ってアプリ経由で申込みも可能ですよ。
参考URL 自動車安全運転センターHP引用
運転経歴に係る証明書

まとめ

ゴールド免許は5年間無事故無違反の優良運転者しか持つ事はできません。
継続して5年間免許をうけている事と、点数カウントされる違反や事故がない事が条件でした。

ゴールド免許になると自動車保険の保険料が安くなったり、更新手続きが最寄りの警察署で出来たりとメリットがたくさんあります。
ゴールド免許になるには約6年かかりますが、免許取得日を調整すれば最短5年と41日でとる事も可能です。
しかし、ゴールド免許期間中に1回でも違反をすれば次回更新時はブルー免許になってしまいます。
またゴールドに復活するには最短で3年、長い人は8年かかるでしょう。

ゴールド免許を手にすると、嬉しくて人に自慢したくなりますよね。
5年間無事故無違反は誇るべきことです。おおいに自慢しましょう。
自慢したことが恥ずかしい事にならないよう、普段から細心の注意を払って安全運転を心がけてくださいね。

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