自動継続特約とは
自動継続特約とは、自動車保険に加入している方が継続手続き漏れを起こさないように、自動で翌年度の自動車保険を継続する特約のことです。
自動車保険は基本的に1年ごとの契約となっており、継続手続きを忘れてしまうと等級が引き継がれない可能性があります。そのため、保険契約末日が属する月の前月10日に、次年度の契約を自動で継続してくれるものです。
なお、別の保険会社に契約する際や、契約を終了する場合などは申告を行うことで自動継続は行われません。
自動継続特約の案内はいつ頃に行われるのか
多くの保険会社が導入している自動継続特約は、事前に更新の案内を契約者に対して行っています。
次年度の自動車保険の契約が確認できないと、等級が引き継がれない可能性があるため、保険会社は郵便や登録されているメール宛に、満期日と次年度契約の案内を送っています。
自動継続特約があると自動で契約が継続されてしまうため、別の保険会社への契約を検討している場合には、解除をしておくことが推奨されています。
特約の解除方法例
あるダイレクト損保の場合、ご継続の案内を契約者宛にメールでお送りしています。
満期日と自動継続特約の案内となっており、継続を解除する場合は掲載されているURLから入り、自動継続の解除をクリックすれば簡単に外せます。
自動継続特約はどのような内容で契約されるのか
自動継続特約は、自動車保険の更新手続きを忘れ、事故時の補償ができないなどのトラブルを防ぐ効果もあり、多くの保険会社が導入しています。
では、自動で更新手続きが行われた場合、契約の内容はどのようなものになるでしょうか。
保険会社は前契約と同様の契約を自動で行っています。
ただし、車両保険に関しては免責金額も含めて、保険会社側が自動的に見直しを行っていることがあります。
自動継続特約のまま、次年度も契約を継続する場合は契約内容を変更することも可能です。
保険会社によっては自動継続特約ではなく「継続手続特約」の名称で呼ぶ場合があります。
また、自動継続特約に類するものとして、「安心更新サポート特約」が用意されている場合もあります。
特約内容は保険会社によって若干の違いがあるため、契約時には次年度更新時の特約がどのような状態になっているのか、確認しておくことがおすすめです。
【車両保険の免責金額】について詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にして下さい。
車両保険の免責とは?いくらにしたらよいか
保険料の支払いはどうする?
自動継続特約は、うっかりミスを防いでくれる特約であり大変便利ですが、保険料の支払いはどうすればよいのでしょうか。
更新後も前年同様に保険料は支払う必要があり、もしも保険料が未払いとなっていたら、解除されてしまい等級を失ってしまいます。(デメリット等級除く)
多くの保険会社は3か月間保険料を滞納してしまうと、強制的に契約を解除しています。
自動継続となった方は引き落とし口座への保険料の用意も忘れている可能性があるため、解除とならないようにご注意ください。