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自動車保険料の年払いはお得?年払いのメリット・デメリット

保険料の支払い方法は、年間保険料を一括で支払う「年払い」がお得になるとされています。
今回は、保険料の支払い方法を検討・見直して少しでもお金を節約したい!という人に向けて、自動車保険の支払方法について紹介します。
また、お得とされている「年払い」のメリット・デメリットについても解説します。

自動車保険の支払方法

自動車保険の保険料は、契約手続きの際、支払方法を自身で選択する事ができます。
その選び方によって、大きく得をしたり損をしたりする場合もあります。
まずは保険料の支払い方法には、どのような選択肢があるか整理をしましょう。

月払い(分割払い)

月払いは、保険契約期間1年間にかかる全体の保険料を、毎月分割で支払う方法です。
一般的には、分割で支払うため手数料として5%が上乗せとなります。

年払い(一括払い)

年払いは、保険契約期間1年間にかかる全体の保険料を、一括で支払う方法です。
分割手数料がかからないため、月払いよりも割安となります。

保険料は「年払い」がお得

保険料の支払いは、分割手数料のかからない年払いがやや割安となりお得です。
そのため保険会社は、年払いによる支払いをおすすめしています。
しかも、年払いには、保険料が割安になること以外の大きなメリットもあります。

保険料を年払いにするメリット

月払いに比べて割安

年払いは、一般的な分割手数料である5%の負担がかからないため、「月払い」よりもトータルの保険料が割安となる点は大きなメリットです。

例えば、月払いの保険料が年間総額10万円だった場合、その5%は5,000円となります。
保険料が高額な人ほど、年払いによる節約効果は大きいものとなります。

決済方法の選択肢が広がり、さらに保険料が割安になる

保険料の決済方法は、銀行口座引き落とし(口座振替)・クレジットカード決済・コンビニ決済(払込票)・銀行振込(請求書)など、複数の選択肢があります。

ただし、銀行振込・コンビニ決済などは、保険料を一括払いする場合のみ対応など取り扱いが限定的なケースがほとんどです。
そのため、月払いよりも、年払い(一括払い)のほうが、保険料の決済方法の選択肢がより広がります。
また、ネット型(通販型)の保険会社の中には、インターネット上のみで契約・更新手続きをする場合に適用される「インターネット割引」を提供している保険会社もあります。
この「インターネット割引」は、口座振替による分割払いの場合、適用とならない保険会社もあります。

つまり、保険料の支払い・決済方法の組み合わせとしては、クレジットカード決済による年払い(一括払い)が最も割安となる可能性が高いと言えます。

保険料支払い漏れによるトラブルを避けられる

例えば、銀行口座の預金不足などによって保険料の支払いが漏れてしまった場合、自動車保険の契約は中断してしまいます。
さらに猶予期限になっても保険料を支払わない場合、自動的に解約となってしまいます。
もし、自動車保険が自動的に解約となっていた場合、そのことを認識せずに事故を起こしてしまった場合、保険会社は保険金を支払ってくれるでしょうか?

結論から言うと、保険が解約となっていれば、保険会社は保険金を支払うこともありませんし、示談交渉などの事故対応も行いません。
事故を起こしてしまい、事故現場でケガ人がいたり、車が動かない状況で相手が怒鳴っていたとして、保険会社に電話をしたら、「保険が解約となっていますので、対応はできません」と言われてしまうのです。

もちろん保険解約となる過程では、保険料支払いの督促通知・書面による解約通知などがあります。
それでも、保険契約者の中には、一定数、このような通知があっても自動的な解約に至ってしまう人がいます。

また、複数名で1台の車を共用しているという世帯もあると思いますが、このような過程を知らない契約者の家族が事故を起こしてしまった場合においても、保険会社は事故対応を行うことができません。

保険料を年払いとして一括で支払うことは、月々の保険料未払いによるトラブルを未然防止するためにも有効と言えます。

年払いのデメリットは?

それでは、自動車保険料を年払いにした場合、デメリットは無いのでしょうか?
年払いを選択する上でのデメリットや注意点を紹介します。

1回の保険料の負担が大きい。

年払いは、分割手数料5%が上乗せとならないため、月払いよりも保険料が割安となります。
しかしその分、1回で支払う金額の負担は大きくなります。

特に20代・30代・40代・50代の働く世代の方であれば、保険料以外にも将来のための貯蓄・住宅ローン・教育費など様々なお金がかかります。
家計のやりくりのために、保険料は月払いを選択せざるを得ないという場合もあるでしょう。

月払いの方がお得な場合もある

保険料は、分割手数料がかかったとしても、月払いの方が年払いよりもお得に済むというケースがあります。
それは、自動車を手放すことや買い替えが事前に決まっていている場合です。

例えば、自動車保険料を年払いで一括支払いした後、契約期間中に解約した場合、保険料が返金される仕組みとなっています。
この返金されるお金のことを解約返戻金と言いますが、解約返戻金は「短期率」という計算に基づいて算出されることが一般的です。

ソニー損保の短期料率(短期率)
ソニー損保では1回払の自動車保険のご契約を解約する場合に、以下の短期料率を用いて返還保険料を計算します。(集団扱は除きます。)計算方法は次のとおりです。

返還保険料=年間保険料×(1-既経過期間に対応する短期料率)

期間7日まで15日まで1か月まで2か月まで3か月まで4か月まで5か月まで6か月まで7か月まで8か月まで9か月まで10か月まで11か月まで12か月まで
短期料率10%15%25%35%45%55%65%70%75%80%85%90%95%100%

例えば、年間保険料が50,000円のご契約を2ヵ月超3ヵ月までに解約する場合の返還保険料は、50,000円×(1-45%)=27,500円 となります。
参考URL ソニー損保HP引用
短期料率(短期率)

 

上記の例では、年間保険料として5万円を一括で支払い、契約期間の2~3か月目に解約した場合、経過している期間は1年の1/4程度でも、戻ってくる保険料は1/2ほどになってしまう計算になります。
このような短期率による計算によって、一括で支払った保険料の方が、月払いの保険料よりも割高だったということが起きるのです。
そのため自動車を手放すことや買い替えをする時期が明確に分かっている場合には、あえて月払いにするという選択肢もあります。

オススメの記事

【解約返戻金】について詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にして下さい。
自動車保険を途中解約する場合の注意点と解約返戻金について

年払い+クレジットカード払いでさらにお得に

さて、今回は、自動車保険料の支払い方法・決済方法、そして、一般的に「お得!」と言われている「年払い」のメリット・デメリットについて解説しました。
デメリットとして、月払いを選択する方がお得になるケースもあることを説明しましたが、それはあくまで例外です。
基本的には年払いの方が割安となってお得であることは間違いありません。
そもそも自動車保険は、いざという時の補償や安心を得るためのもの。
実際に事故に遭ったとき、「毎月の保険料支払いが漏れていて、保険が使えなかった」という事態を防ぐためにも年払い(一括払い)は有効です。
また、支払い方法を年払いにした際、その決済方法はクレジットカード払いがおすすめです。
年払い+クレジットカード払いによって、「インターネット割引」の適用を最大に受けられる可能性があります。
もちろん、カード決済によってクレジットカードのポイントも溜まって、さらにお得ですね

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