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自動車保険を乗り換えのメリット・デメリット

メリットが大きい自動車保険のインターネット契約。心配に感じる点も含め、解説します。

自動車保険の契約は一般的に1年を期間とするタイプで販売されており、満期を迎えるたびに更新していくことになります。
自動車保険においては満期を迎え次の契約を締結することを更改、と呼びます。
近年はネット型の自動車保険の普及もあり、様々な保険会社の広告を目にする機会も増加しています。
すると、魅力的な自動車保険料の広告も目につきます。
今加入している自動車保険よりも、他社へ乗り換えるとメリットがあるのでは、という疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
更改時に他社へ乗り換えることも可能ですし、保険期間の途中で乗り換えることも可能ですが、自動車保険の乗り換えにはメリット・デメリットがあります。
乗り換え時の注意点もあるので、詳しく説明していきましょう。

自動車保険の乗り換えのメリット

自動車保険の基礎知識として知っておくべきものに、「等級」というものがあります。
等級の表し方は保険会社によって差異がありますが、保険期間中に事故が無ければ次年度の新しい保険契約時に等級が1つ上がる仕組みは各社共通です
等級が上がれば上がるほど、事故を起こさない優良な加入者としての信頼が増すため、保険料も安くなる仕組みです。
自動車保険の種類によっては、この等級による割引率に差があるので、新しい等級によっては他社に乗り換えた方が安くなる場合があります。
また、保険料が安くなるポイントとして、運転者の年齢があります。次年度の契約時に運転される方の年齢によっては他社の方が安くなることがあります。
35歳以上の場合は保険料が安くなります、などのキャッチコピーがある保険会社もあるほどです。
等級や年齢などは、各保険会社によって割引率が異なっているので、更改時に他社にも見積もりを依頼し、比較して新たな加入先を選ぶと良いでしょう。

見積もりや新規加入時の特典も大きなメリットです

各保険会社が様々な魅力を打ち出している現在、保険会社によっては新規加入時に嬉しい特典を用意していることがあります。
新規加入者を対象に、抽選で商品券やクオカードなどのプレゼントを行っていることがあります。魅力的なキャンペーンが多いので是非注目してみましょう。
また、保険会社が数ある中で一つずつ見積もりを依頼するのは至難の業です。
そこで、一括見積もりサイトを使う、という方法があります。
この場合、ネット損保も網羅しているので、まだ知らなかった保険会社を知るチャンスにもなります。
見積サイトを利用した場合にも、特典が用意されていることがあります。
保険の乗り換え時にはこうした便利なサイトを経由することもおすすめです。

自動車保険の乗り換えのデメリット

自動車保険の乗り換えには、デメリットがある場合もあります。まず、更改時以外の乗り換えはデメリットが生じる可能性があります。
等級は1年に1回のペースで上がっていくものですが、保険の満期日以外で乗り換えを行うと、等級の上がるタイミングが伸びてしまうのです。
例えば、1月1日に満期を迎える自動車保険があるとします。
保険期間の途中である10月1日に他社に乗り換えると、次の等級が上がるタイミングは1月1日ではなく、来年の10月1日になってしまうのです。
この場合、あと3か月待てば等級が上がったのに、と後悔する可能性もあります。
保険期間途中での乗り換えは等級面のデメリットがあるので注意が必要です。
また、年払い契約で加入していた自動車保険を途中解約して、次の保険に乗り換えようとすると解約返戻金が月割り計算時よりも安い場合があります。
新しい保険料だけに捉われるのではなく、こうした解約時の返戻金も視野にいれて乗り換えを検討するように注意が必要です。

そもそも等級が引き継げないケースも

自動車保険の会社には一般的な損害保険会社と農協や全労済、教職員共済やトラック共済などの共済タイプがあります。
損害保険会社と共済の間で保険を乗り換えようとしたときに、等級を引き継げない契約があります。
すると、せっかく事故もなく等級も高かったにもかかわらず、まったくの新規契約を結ぶことになってしまうので、乗り換える前にそもそも新しい自動車保険に今加入している自動車保険の等級を引き継げるかどうかを確認しましょう。

自動車保険の乗り換え時に注意すべきこと

自動車保険の乗り換えにはメリット・デメリットがありますが、「自動車保険の未加入期間を作らない」ことが大前提です。
空白期間に万が一事故が起きてしまうとどちらの保険会社も補償できなくなってしまいます。乗り換えは慎重に行いましょう。
乗り換える前の保険会社の満期日や解約日と、次の乗り換え先の保険始期日の間には、空白期間が生じないように注意が必要です。
満期日・解約日の翌日から8日以内に次の契約がスタートしなければ優良等級が引き継げなくなるので十分な注意が必要です。
また、保険の始期日、とは契約日ではなく保険の補償が開始する日ですから、混同しないように気を付けましょう。

監修:岩田あき

経歴:大手損害保険会社に勤務後、弁護士事務所で秘書として交通事故訴訟の調査に従事